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TRAVEL 06 Nov 2019

美人ライターが教える⑤「絶対に外さないシエナの歩き方~シエナ大聖堂編~

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世界一美しい広場を持つシエナを歩く

映画007/慰めの報酬のロケ地としても有名なシエナ

イタリアは世界で一番世界遺産が多い国。 その中でも世界一美しい広場と言われているカンポ広場がある街、シエナをご存知でしょうか。映画「007/慰めの報酬」のロケ地として使われたことでも有名ですね。

シエナへはフィレンツェからバスで行くのが便利です

シエナはフィレンツェからなら、サンタマリアノヴェッラから出ているバスで行くのがオススメです。電車でも行くことができますが、中心地にはバスの方が1.5㎞も近くに着くのです! 駅から歩くことを考えると絶対にバスで行くべきです。ただしバスは当日券しか買えないので、売場に少し早めに到着しておくと安心です。

絵具にシエナという色があるほど独特の茶が街に広がる

シエナの街は独特の茶の色合いが印象的です。絵具にもシエナという色があるほど。中世の街並みがそのまま残っている小さな街で、マップを見なくても歩くことできる程よい規模感です。

2大観光スポットのひとつ「シエナ大聖堂 」へ

シエナを訪れた際に、行くべき名所を二つご紹介したいと思います。なんといってもシエナ観光で絶対にはずせないのはシエナ大聖堂でしょう。立地的にも街の一番奥にあるので、ここから観光をスタートして、徐々にバスターミナルへ戻るのがよさそうです。

美しいシエナ大聖堂のファサード

この美しいファサードは遠目から見てもすごい存在感。白と深緑の大理石でデザインされたボーダーパターンの鐘塔に、ゴシック様式のファザードが組み合わされ、デザインの一貫性にかけるという評価もあるようですが、この西正面部分のファザードはとにかく美しいということに間違いありません!

シエナ大聖堂内もさらに美しい

聖堂内はさらに感動的な美しさがあります。天井から足元の床までひとつひとつの作りが本当に美しく、つい立ち止まってしまいます。

シエナ大聖堂のアッスンタのステンドグラス

次に目を見張ったのがアッスンタのステンドグラス。外からも見える丸窓の部分に見えるステンドグラスは、この街出身の芸術家ドゥッチョが制作しました。が、実はこちらはレプリカ。貴重なものなので、本物は隣接されている大聖堂付属美術館にて保管・展示されてあります。直径5~6mの大きさだというので、結構大きなステンドグラスですよね。「アッスンタ(マリア被昇天)のステンドグラス」という名称の通り、マリア様がモチーフになっています。

床も驚くほど美しい! 多色大理石の象嵌によって構成された床には、56の宗教場面が描かれています。あまりのスケールの大きさに、床に立ったままではその全体像を把握するのが難しいほど。各色ある大理石の中でも黄色のものが特に貴重なのだとか。こちらの色々な動物が描かれた特徴的なタイルにもぜひ注目していただきたいです。

シエナのシンボル「オオカミと双子」が大理石で床に配される。

イタリアには、それぞれの街に古くから受け継がれているシンボルの動物がいます。 旧市街が世界遺産として登録されているシエナのシンボルは「オオカミと双子」。シエナを歩いていると、あちこちにオオカミと双子のモチーフを見つけることができます。いずれもシエナ誕生の昔話にちなんでいるもので、「ロムルスとレムス」というオオカミに育てられた双子の兄弟をモデルに作られています。

シエナ大聖堂の地下はフレスコ画で埋め尽くされる

地下の洗礼堂も見逃さないで! お時間のある方はぜひ地下の洗礼堂(Battistero di San Giovanni)を訪れてみてください。一面をフレスコ画で埋め尽くされた素晴らしい空間が広がっています。

ピッコロミーニ図書館(Libreria Piccolomini)へ

ピッコロミーニ図書館はシエナ大聖堂に隣接している

さて、次は大聖堂と隣接し、建物の内部から直接行くことができるピッコロミーニ図書館を覗いて見ましょう。入った瞬間、部屋の床、天井、壁面、すべてが美しい色彩で埋め尽くされていて圧倒されます。実はこの図書館(室)は長い間非公開とされていた為、色鮮やかな色彩が現在も保たれているそうなのです。

ピッコロミーニ図書館は貴族ピッコロミーニ家のもの。家紋である月が床に配される

ピッコロミーニ家の紋章は月。日本にも家紋があるように、イタリアの貴族にもそれぞれ紋章があるようです。上の絵にもところどころ月があしらわれていますが、実は床一面に敷き詰められたタイルにも一つずつ月が描かれています。タイルひとつひとつにまで絵を描かせるなんて、すごい財力を持っていたんですね。

シエナ大聖堂付属美術館(Museo dell’Opera Metropolitana)へ

アッスンタのステンドグラスの本物はシエナ大聖堂付属美術館に保管・展示される

大聖堂併設の美術館も美しい所蔵品でいっぱい。未完成に終った大聖堂の増築部分を利用して 1870年に設立されました。
ここに前述の「アッスンタのステンドグラス」の本物が展示されています。中央部分は上から下に「戴冠」、「被昇天」、「マリアの死」。昇天の左右にはシエナの4人の守護聖人を見る事ができます。左は聖バルトロメオ、聖アンサーノ。右は聖クレシェンツィオ、聖サヴィーノ。近くで見ると改めてその美しさが際立つと思います。

大聖堂の屋上からはシエナの街のパノラマが広がる

そして忘れてはいけないのが、最上階からのパノラマビュー! Panorama del Facciatione「パノラマ」と書いてある場所からは外に出る事ができ、シエナの街を一望できます。マンジャの塔、カンポ広場のみならず、町の外のトスカーナのゆるやかな丘陵あたりまで、360度見渡せます。

Duomo,Museo dell’Opera Santa Maria della Scala(シエナ大聖堂と美術館)

https://operaduomo.siena.it/it/

お待ちかねのランチタイム!

さて、大聖堂をしっかり見学したら、お腹が減ってきました! シエナはいったい何が名物なのでしょうか? 事前に調べておいたカンポ広場近くのオステリア「Il Bargello」へ。

シエナのオステリアIL Bargello

ちなみに私が現地の友人に聞いたガイドブックなどに頼らないで美味しいお店を選ぶ方法をお教えしましょう。この4つを満たしていれば結構アタリの確立が高いそうです! もちろん例外もありますが……。
・ツーリストメニュー(観光客向けのセットメニューのような食事)がない
・日本語のメニューを置いていない
・イタリア語(とちょっとした英語ぐらい)しか通じない
・掃除が綺麗にされている

このお店も4つすべてを満たしていました!

前菜にプロシュートとブッラータをチョイス

前菜は大好きなプロシュートとブッラータをチョイス。

シエナ名物のピチ

そしてメインにはシエナの名物、スパゲッティを太くしたような「ピチ」というパスタ。モチモチとした絶妙な歯ごたえの太麺にチーズのソースが絡んで、とっても美味しい!! フェットチーネなどの平麺を味わうのとはまた違う存在感です。これは絶品でした! 日本に戻ったら同じものを出してくれるお店が無いか探したくなるほど。

ランチョンマットにはシエナの観光案内が

1.フォルテッツァメディシア 1561年から1563年の間にコジモ公の命令で都市に建てられた大きな砦。2.サン・ドメニコ教会 シエナの守護聖人、聖カテリーナの頭部が祀られている。3.聖カテリーナの生家 内部を見学することができる。4.サリンベーニ宮殿  三方が宮殿の建物に囲まれ、広場の中央には会計士パンティーニ氏の像が。右手には営業している世界最古の銀行モンテ・ディ・パスキ銀行本店がある。 5.サン・フランチェスコ聖堂 13世紀に創建された聖堂。フレスコ画やステンドグラスなど、見どころがいっぱい。前の広場からはシエナの街の眺望が楽しめます。6.プロヴェンツァーノ広場 ファサードの造形がとても美しいサンタマリア教会がある。7.カンポ広場 シエナのランドマーク、マンジャの塔がある。8.サン・ジョヴァンニ洗礼堂 内装がとても美しい。一番の見所は中央に置かれた洗礼盤で、当時のトスカーナの3大彫刻家であるドナテッロ、ロレンツォ・ギベルティ、ヤコポ・デッラ・クエルチャが製作に携わった。9.サンタ・マリア・デッラ・スカラ救済院 現在は博物館になっており、現存するヨーロッパ最古の病院建築。10.シエナ大聖堂 絢爛なことで有名なピッコロミニ家の図書館もここの建物の一部にある 。11.シエナ国立美術館 シエナ派の絵画を集めた美術館。13世紀から15世紀までの芸術の進化を見る事ができる貴重な美術館。小さな街の中にこんなに観光スポットがあるんですね!

お店の紙のランチョンマットにはシエナの代表的な観光スポットが! とてもわかりやすいですよね。 私が今いるのがワインの絵の「VOISIETE QUI」(現在地)と書いてあるところ。

Il Bargello

http://ilbargello55.com/
Via di Citta’ 55 | Near Piazza Del Campo, 53100, Siena, Italy
+39 0577 045649

後編では2大名所のもう一つ、カンポ広場をご紹介したいと思います。
a presto!

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WRITER PROFILE
丸山尚弓
丸山尚弓

美人すぎるメンズファッションライターとして活動中。メンズファッションを題材とした自身のFacebookは、コメントが女性目線で分かりやすいと好評で、紹介した商品には問い合わせが殺到。ファッション初心者を「素敵な男性」へと優しく導くことが信条。ライター以外の活動として、メンズブランドの企画やブランディングを行っています。特技はコミュニケーション力を活かして外国人ともすぐに友人になること。趣味はタウンウォッチと英語での映画鑑賞。

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