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TRAVEL 17 Apr 2019

ルパン三世の舞台にもなった、天空の城そびえる世界遺産「サンマリノ共和国」の歩き方

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毎年300万人の観光客が訪れる「サンマリノ共和国」の魅力とは

イタリアの独立国家「サンマリノ共和国」。
フィレンツェから近隣のリミニまで電車で約2時間、さらにリミニから約1時間の場所にあるサンマリノ共和国は、毎年300万人の外国人観光客が訪れる人気の観光地です。
人口わずか36,000人、64㎢ほどの面積を所有するサンマリノ共和国は世界で5番目に小さな国家。
1981年から2006年まで、イタリアのイーモラ市で開催されたF-1グランプリの名前にも付けられていたことでも知られています。
そんな、サンマリノ共和国は山頂にそびえる三つの塔が象徴的で、まるで天空の城のような絶景が魅力の国です。

サンマリノ共和国は山頂にそびえる三つの塔が象徴的

3つの城塞が象徴的な要塞国家の秘密

現存する世界最古の共和国としても有名なサンマリノ共和国は、301年にカトリック教徒である石工「マリヌス(聖マリヌス)」がローマ皇帝から迫害され逃げてきた場所(現在のサンマリノ)で、彼の元に集まった人々で住民社会が形成されたのが始まりと言われています。
そんなサンマリノを象徴するのは、地形を活かして造設された3つの城塞です。
3つの城塞の塔はサンマリノのシンボルとして、要塞国家「サンマリノ共和国」の国旗のデザインにも取り入れられています。

3つの城塞の塔はサンマリノのシンボルとして、要塞国家「サンマリノ共和国」の国旗のデザインにも取り入れられています

近隣他国からの侵入を防ぐために築かれた3つの城塞は、「グアイーダ」、「チェスタ」、「モンターレ」と名付けられています。
最も古いグアイーダは11世紀頃に建設されたもので、続いて13世紀にチェスタ、14世紀にはモンターレが築かれました。
その絶景美と歴史的価値の高さから、2008年には、ユネスコの世界遺産に登録されたことでも有名です。
これらの要塞の一部は、1975年まで牢獄として使用されていて、その名残が垣間見える場所もあります。

3つの城塞は、「グアイーダ」、「チェスタ」、「モンターレ」と名付けられています

断崖絶壁の絶景を見下ろす、天空の眺め

サンマリノの見どころは何と言っても、標高約750mの断崖絶壁に立つ城塞からの絶景。
それぞれの3つの塔に登ることができ、塔の上からの絶景は天空からの眺めのようです。
眼下にはリミニの街やアドリア海の絶景を望むことができます。
3つの塔は緩やかな坂道をゆっくり歩きながら巡ることができ、散策するにはぴったりのコースです。
また、ボルゴ・マッジョーレとサンマリノ間を直通のモノレールが走っているので、絶景をより楽しみたい人にはモノレールを使った移動もおすすめです。

サンマリノの見どころは何と言っても、標高約750mの断崖絶壁に立つ城塞からの絶景

独立国家「サンマリノ」への行き方

サンマリノ共和国は、歴とした独立国家ですが、入国審査もパスポートも不要です。
しかし、観光案内所で5ユーロを支払えば、パスポートに正式なスタンプを押してくれるサービスを実施しています。
思い出をとっておきのスタンプで残せるとあって、観光客に好評です。
また、サンマリノ共和国で発行される切手も希少価値が高いので、タバッキでポストカードと切手を買って、家族や友人に一筆書いてみることをおすすめします。

サンマリノ共和国は、歴とした独立国家ですが入国審査もパスポートも不要

ルパン三世の舞台にも

人気のアニメ「ルパン三世」の2015年のTV第4シリーズは、サンマリノを舞台に描かれました。
サンマリノ特集記事やTV番組なども多く放送され、日本でも注目度の高いイタリアのサンマリノ。
フィレンツェやミラノからも距離が離れていることから、スケジュールの都合で断念しがちな観光地の一つです。
しかし、1700年もの間、国家としてきた歴史、その織りなす絶景は一度目にする価値があります。
中世の雰囲気が色濃く残る街並み、城塞は忘れることのできない思い出の場所になるでしょう。

ルパン三世の2015年のTV第4シリーズは、サンマリノを舞台に描かれました

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WRITER PROFILE
Manami Palmieri
Manami Palmieri

イタリアのミラノ在住、フォトグラファー兼ライター。アメリカの大学にて芸術学部を卒業後、日本の一部上場企業に就職しアートディレクターとして活躍。国内外で写真展を開催するなど、アーティストとしての幅を広げ、2016年に渡伊。結婚を機にイタリアに移住。現在は、写真と文字でファッションやアートを中心としたグローバルな最新情報を発信中。

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