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TRAVEL 13 Dec 2019

イタリア人との国際結婚でやるべきことと、バルドリーノのスパリゾートで癒しの時間を過ごした結婚記念日

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結婚準備に四苦八苦した2年前

私たちが結婚式を挙げたのは、今から2年前のこと。イタリア人と日本人の国際結婚は、日本人同士のように婚姻届け一枚で婚姻関係が成立するわけもなく、婚姻手続きを済ませるために、日本から戸籍謄本を取り寄せ、日本大使館、県庁、市役所へ書類の手続きをするために何度となく足を運んだことを思い出します。

イタリアの市役所

婚姻手続きを進めるなか、最も驚いたのは婚姻するカップルの掲示期間あるということ。
イタリアでは、その昔からカップルが婚姻を決めた際に、街の掲示板に二人が結婚する際に異議を問う人がいないかどうかを問う期間(掲示期間)を設けていた風習が今でも残っています。
時代が変化した現在は、街の掲示板ではなく、市のWEB上にカップルの情報が2週間ほど掲載する期間が定められているため、形式上、私たちの婚姻も市民に問われた後、無事に承認され、現在の婚姻関係が成り立っています。

また、イタリアでは婚姻の手続きを進める上で、挙式会場、挙式日を書類とともに提出必要があるのも特徴的です。
無宗教の私たちは市役所での挙式を選択しました。そして、挙式会場の次に決定しなくてはならなかったのは、身近な親戚と友人だけの約25人程度のパーティー会場。
私たちのパーティー会場へのこだわりはひとつの長テーブルを囲んで、美味しい食事を提供できる場所。いろいろとレストランなどを周り、最終的に地元、ロンバルディアの地元料理を味わうことができる、山の中にある可愛らしいレストランを選びました。

ロンバルディアの地元料理を供するリストランテ

ウエディングドレスは、私自身がデザインしたものを母に仕立ててもらったシンプルなもの。招待状、生い立ちの写真や二人の出会いまでのストーリーやファミリーツリーを入れ込んだオリジナルの席次表などのすべてのペーパーツールは夫と私で制作し、ブーケやテーブルフラワーは直接市場で仕入れ、母と親友、そして夫の手を借りて、前日にバタバタと仕上げたことも今では良い想い出です。
準備にはいろいろと手間がかかりましたが、セルフプロデュースした結婚式は、とても満足のいくものになりました。秋色に色づく木々を目にする度に、紅葉が美しい晴れの日に親しい友人や親戚の笑顔に包まれた感謝と感動の思いが蘇ります。

リストランテでの結婚パーティの様子

一年に一度、贅沢な時間を過ごす結婚記念日

昨年の結婚記念日にはスイスのルガーノへ出かけ、今年はリゾート地ガルダ湖畔のバルドリーノ(Bardolino)へ2泊3日の旅行へ行くことに決定。
イタリアの生活で恋しいのはゆっくり浸かることができるお風呂。たとえ浴槽があっても、すぐにお湯は冷めてしまうし、日本のお風呂のようにいかないのがイタリア。そのため、今年の結婚記念日はスパ施設が充実した「AQUALUX SPA HOTEL(アクアリュクス・スパ・ホテル)」でゆっくり寛ぐことに決めました。

アクアリュクススパホテルAQUALUX SPA HOTELのファサード

AQUALUX SPA HOTELのあるバルドリーノは、ミラノのあるロンバルディア県に隣接したベローナ県の街で、ワインやオリーブ畑に包まれたガルダ湖畔にあります。
以前にもご紹介しましたが、北イタリアの湖水地方にある、イタリア最大の湖「ガルダ湖」はミラノからほど近い場所にあるため、夏は避暑地としてミラネーゼにも人気の観光地としても有名な場所の一つです。

ガルダ湖のヨットハーバー

今年の北イタリアの11月は、本当に天候がすぐれず、ヴェネチアでは洪水の被害に見舞われるなど、まるで雨季のような日が続いていました。そんなグズついた天候は結婚記念日の前日まで続いていて、懸念していた通りバルドリーノまで向かう高速は土砂降りの雨。しかし、ホテルに着く頃には幸運にも雨があがり、ちょっと贅沢なスパでの滞在に気分が高揚しました。

1000㎡の広大なスパ施設を堪能する癒しの時間

ホテルに無事にチェックインを済ませ、早々に楽しみにしていたスパ施設へ。AQUALUX SPA HOTELのスパ施設の総面積はなんと1000㎡。
地下1階にリラクゼーションルームやトルコ風サウナ、蒸気浴カルダリウムに加えフィンランドサウナ、塩サウナ、ロタリウム式サウナの5つの異なるサウナルーム。
地上階には、夏場に解放される屋外スイミングプール、屋外と屋内が繋がった多彩なハイドロマッサージが備わった温水プール、ジャグジーなど豊富に揃っています。
イタリアでは、このような日本の健康センターのようなスパ施設は総称的に「CENTRO BENESSERE(チェントロベネッセレ)」と呼ばれていて、“気分が良い場所”を表します。まさにそのBENESEREという言葉に相応しい場所でした。

AQUALUX SPA HOTELのスパ施設の総面積はなんと1000㎡

滞在二日目は、贅沢なビュッフェスタイルの朝食を済ませ、若干曇り空でした。が、時より太陽が覗く天気だったので、ワインのためのブドウ畑やオリーブ畑に囲まれたホテル周辺やガルダ湖を望むバルドリーノの街を散策。
散策中には、ブドウ畑越しに大きな虹がかかる光景を目にすることができたのも感動的でした。

ブドウ畑の向こうに虹がかかる

五感が刺激される料理とワイン

結婚記念日の当日の夜は、2020年のミシェランガイドでミシェランプレートを獲得し、ワインセレクションに定評がある「Il Giardino delle Esperidi(イル・ジャルディーノ・デレ・エスペリディ」へ。
11月は閑散期ということもありましたが、夜のボルドリーノの街は静かで、店内にもほとんどお客さんがいなかったことに驚きました。

ミシュランプレートを獲得した「Il Giardino delle Esperidi(イル・ジャルディーノ・デレ・エスペリディ」の店内

ガルダ湖で収穫した魚や地元の新鮮な食材を使ったIl Giardino delle Esperidiのコース料理は、鮮やかな色合い、芳醇な風味と香り、贅沢な味わい、全てが印象的です。
料理の奥深さを演出するのは、私たちの好みに合わせてオーナーに勧めてもらった、料理と驚くほど絶妙なコンビネーションを醸し出すワイン。
まさに、料理とワインを五感で味わう料理を堪能することができました。また、料理の合間には、この地域おすすめのワイナリーを紹介してもらうなど、気さくでワイン通のオーナーとの楽しい会話をしながら、ゆったりと食事ができたのも、閑散期に訪れるメリットだと、ちょっと得した気分になりました。

ガルダ湖で収穫した魚や地元の新鮮な食材を使ったIl Giardino delle Esperidiのコース料理

二人の特別な記念日に、また訪れたいと思える場所と人に出会えたことを嬉しく思いました。
一年に一度、ちょっとだけ贅沢に結婚式からの思い出に浸りながら過ごす時間はかけがえのないものです。
いままでの夫との時間に感謝しながら、これからも一日一日大切に過ごしていきたいと思った、そんな二泊三日でした。そして、来年はどこに行こうかと、今からワクワクしています。

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WRITER PROFILE
Manami Palmieri
Manami Palmieri

イタリアのミラノ在住、フォトグラファー兼ライター。アメリカの大学にて芸術学部を卒業後、日本の一部上場企業に就職しアートディレクターとして活躍。国内外で写真展を開催するなど、アーティストとしての幅を広げ、2016年に渡伊。結婚を機にイタリアに移住。現在は、写真と文字でファッションやアートを中心としたグローバルな最新情報を発信中。

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