Wakapedia × Shop Italia スペシャルコラボレーション 特設ページはこちら
INTERVIEW
MUSIC 14 May 2018

イタリアを代表するポップ・シンガーのエンマ(EMMA)インタビュー 「音楽を通じてイタリアの『美』を表現したい」

SHARE

2018年4月21日、22日に天王洲アイル/キャナルサイドで開催された日本最大級のイタリア・フェスティバル「イタリア・アモーレ・ミオ!」にて、イタリアの国民的ポップスター、エンマがライヴパフォーマンスを行いました。初来日のエンマに、日本の印象やファッションのこだわりなどを聞きました。

イタリアの国民的ポップスター、エンマ

日本食の中で「しゃぶしゃぶ」がいちばんのお気に入り

――初来日とのことですが、日本で気に入ったことは?

もう全部気に入っているわよ。日本人の微笑みには癒されたわ。何でも一生懸命説明してくれて、すごく協力的だった。それから、伝統的なものと新しいものを融合させる日本のセンスが好き。初めて食べた「しゃぶしゃぶ」が、すごくおいしかったわ。今までトライした日本食の中でいちばんのお気に入りね。

――日本でしかできないことで、やってみたいことはありますか?

「イタリア・アモーレ・ミオ!」に出演させてもらうだけで光栄よ。日本のメディアの記者会見に参加してインタビューを受けたのもいい経験になったわ。


ファッションは自分の気持ちが現れるもので、その時に何を伝えたいかが大事

――ファンは歌だけではなく、ファッションアイコンとしてもあなたに憧れています。インスタグラムでは270万人を超えるフォロワーですね。日本でも注目が集まっています。

それはめちゃくちゃうれしいわ! 日本で私のスタイルが認められるのは光栄よ。海外に行って環境が変わると、新しい視点でものを観ることができて、自分自身についても新しい発見があるの。

ファッションアイコンとしても注目が集まるエンマの全身コーディネート

――今日着ていらっしゃるスタジャンは桜の花の模様ですが、日本を意識して選ばれたのでしょうか?

日本は私にとっては神秘的な国。せっかく日本に来たので、日本人に喜んでもらえるように意識して選んだのよ。

――あなたのファッションのこだわりは?

「自分らしく」かな。一時的なトレンドに惑わされずに、常に自分の気持ちに従って洋服を選んでいるわ。「服」というのは、その時の自分の気持ちが現れるものなの。その時に何を伝えたいかということが重要よ。たとえば、レザージャケットを着るときは「力強さ」、「繊細さ」や「女らしさ」を伝えたいときは、シルクのドレスを着たりする。「ありのまま」の私を見せたいときは、シンプルにTシャツとデニムとかね。

エンマ

音楽を通してさまざまな価値観を伝えていきたい

――日本のファンはステージで歌うあなたの力強い歌唱力に魅了されています。とてもパワフルなパフォーマンスの源を教えてください。

日本人こそ、かなり強いパワーを秘めているんじゃないかしら。大声で主張したり騒いだりするのはたやすいけれど、平静さを保つのは逆に強い意志が必要だと思う。沈黙の中でこそ伝わることもある。だから常に冷静でいる日本人はとてもパワフルね。特に日本の女性は我慢強くて強さを感じるわ。

――今のイタリアをひとことで表現するとしたら? また、あなた自身をひとことで表現するとしたら?

今のイタリアをひとことで表現するなら、「メランコリー」かな。私自身は「ストイック」ね(笑)。

エンマ

――今のイタリアについて言いたいことは何ですか?

私はラッキーなことに、ちゃんと仕事ができていて困ったことはないけれど、政治家たちの過った政策のせいで、同年代の友達でも失業などで悩んでる人が多いわ。イタリアといえば、アート、ファッション、歴史……文化も自然も創造性もあんなに豊かな国なのに、自国のポテンシャルを十分に発揮できていないことが本当に残念すぎる。私は自分の音楽を通して、これからも「権利」や「正義」など、いろんな価値観について、みなさんに伝えていきたいと思っているわ。特に「美」は表現していきたい。イタリアはいつか、きっと「美しさ」に救われると信じているわ。

エンマ


◆エンマの来日公演をプロデュースしたクラウディオ・トデスコ(Claudio Todesco)氏のコメント

日本で初めて出会うオーディエンスの前に立って感動的なパフォーマスを行ったエンマ。錨を下ろして停泊している船の上のステージで、これからまさに出港してどこか海の向こうへ観客を連れていくようなイメージでした。観客に歓迎されたのは、きっとエンマの情熱や力、またその繊細さが日本の皆様にもきちんと伝わったということでしょう。日本の人々の温かいおもてなしのおかげで、イタリアにいる時と同じようにアットホームなライブになりました。とくに印象的だったのは、ステージから溢れてきた「感動」です。エンマの素晴らしい声の圧力が生み出したその感動は、ロベルト・アンジェリーニ(Roberto Angelini)のギターとダニエーレ・ロッセィ(Daniele Rossi)のキーボードに支えられていました。


Profile
エンマ・マッローネ(Emma Marrone)
1984年、イタリア・フィレンツェ生まれ。2010年にイタリアの人気タレントショー『Amici di Maria De Filippi』で優勝し、ユニバーサルと契約。最新アルバムは『Essere qui』(2018年1月リリース)。
日本公式サイト UNIVERSAL MUSIC
WRITER PROFILE
梅森 妙 Tae Umemori
梅森 妙 Tae Umemori

出版社勤務ののちフリーランスの編集者として、単行本、雑誌、ムック、ウェブなどで、テーマにこだわらずに好奇心のおもむくままに幅広く活動中。エスプレッソ・イタリアーノ・テイスター。家電製品総合アドバイザー。編集を担当した『質問』(田中未知著、文藝春秋刊)が18年ぶりの復刊、発売中。 Twitter 『質問』伝説の書復刊 @shitsumonB

PR

山崎貴監督インタビュー : 最新作『ルパン三世 THE FIRST』への思いを語る Vol.01

fiat magazine CIAO!
PR

イタリア人を笑顔にする車、チンクエチェント・ヴィンテージ|FIATオーナー紹介

fiat magazine CIAO!
PR

モードとアバルトの美しき共通項 ピッティ・イマージネ・ウオモ95 現地リポート

ABARTH Scorpion Magazine
PR

サソリ160匹、ワイナリーに放たれる —これが本場イタリア式オーナーズ・ミーティングだー

ABARTH Scorpion Magazine
PR

FIATオリジナルジェラートを、シンチェリータで召しあがれ

fiat magazine CIAO!
PR

言葉を持つ靴職人、花田優一の理想の職人像は「精神鍛錬を積んだ人」

Mondo Alfa