FEATURE
LIFESTYLE 24 Jan 2019

バレンタイン発祥の地イタリアのバレンタインデー事情【小林真子のイタリア通信】

SHARE

イタリア・セリエAのインテルで7年間活躍した長友佑都選手がトルコ1部ガラタサライへ移籍というニュースがイタリアでも報道されて、イタリア在住者としては何とも寂しい限りですが、その長友選手と言えば「アモーレ(愛)」。イタリアという国は世界中の人からも「アモーレの国」とイメージされる国です。

Valentine

バレンタインデー発祥の地はイタリア

そもそもアモーレの国イタリアは、バレンタインデー発祥の地でもあります。イタリア語では「San Valentino(サン・バレンティーノ)」といいます。聖バレンティヌスに由来する宗教的な歴史を持つ記念日だそうですが、イタリアでもこの日は祝日ではなく仕事も通常通り、学校も休校にはなりません。

イタリアではバレンタインデーのこと「Festa degli innamorati(フェスタ・デッリ・インナモラーティ)」、直訳すると「恋人たちの記念日」ともいいます。ただ、日本とイタリアのバレンタイン事情はずいぶん違いがあります。

イタリアでは既に夫婦や恋人同士のカップルがお互いの気持ちを確かめあって二人でお祝いする日になります。女性から男性へチョコレートを渡して告白・・などということは完全に日本独自の習慣になります。イタリアのバレンタインでは女性から男性へ贈り物という決め事もなければ、プレゼントはチョコレートということもありません。

男性から女性へ赤いバラを贈るのが主流

バレンタイン発祥の地イタリア

ただ、男女どちらからという決まりごとは無いとはいえ、イタリアのバレンタインでは男性から女性へプレゼントを贈ることが主流。

特に人気のプレゼントは赤いバラのようで、2月14日は花屋も店頭に赤いバラを並べ、街中でも赤いバラを手に持つ女性を見かけます。バラの花とともにアクセサリーや下着などもプレゼントとして人気があるようで、女性から男性へのプレゼントもアクセサリーなど身に着ける物を好んで贈るようです。

バレンタイン発祥の地イタリア

日本ではクリスマスイブが恋人たちの日とされ、この日はレストランでのディナーの予約が取りにくい日になりますが、イタリアではバレンタインデーが最も予約の取れにくい日になります。ですからイタリア旅行が2月14日に重なってしまった場合は、レストランのディナーの予約は早めにすることをお薦めします。

バレンタインデーにロマンチックなディナーを楽しむのもイタリアの習慣で、この日ばかりはレストランもバレンタイン特別ディナーメニューを企画します。

バレンタインデーはイタリアで最もレストランの予約が取れない日

バレンタイン発祥の地イタリア

ところで、イタリアでロマンチックなディナーとして選ばれるレストランはどんなところかご存知でしょうか。実は「お寿司が食べられる日本食レストラン」が人気なんです。日本人の間ではフレンチやイタリアンが挙げられますが、イタリアでは「お寿司」がオシャレ。実際、イタリア人の友人たちから一番多く受ける質問も「フィレンツェの和食レストランはどこがいい?恋人と行きたいの。」なんです。もう何十回、この質問を受けたことか!

バレンタイン発祥の地イタリア

イタリアではメッセージを書いたミニカードをプレゼントに添える習慣があります。バレンタインプレゼントに添えるメッセージなんて、どんなことを書いたらいいのだろう?!という悩める日本人のために、世界でも「モテ男」で有名なイタリア男性にメッセージ参考例を伝授してもらいました。恥ずかしさ満点の赤面ものなので、そのままイタリア語でどうぞ(笑)。

“Ho scelto la rosa più bella di tutte, ma il fiore più bello sei tu♡”
(オ・シェルト・ラ・ローザ・ピュ・ベッラ・ディ・トゥッテ、マ・イル・フィオーレ・ピュ・ベッロ・セイ・トゥ)

「一番美しいバラを選んだよ、だけど一番美しい花は・・・あなた♡」

“Ovunque andremo, la cosa più bella che vedrò sarai sempre solo tu♡”
(オヴンクエ・アンドレモ、ラ・コザ・ピュ・ベッラ・ケ・ヴェドロ・サライ・センプレ・ソロ・トゥ)

「どこに行こうとも、これから見るもので一番美しいのはいつも・・・君だけ♡」

イタリア男の本領発揮! こういった言葉が自然とすらすら出るのは驚異的です。まさに生まれながらの詩人(笑)。こういうことを言われて日本人女性なら正直引いてしまうところですが、それがイタリア女性であれば「アモーレ・ミオ!(私のアモーレ!)」とすんなり感動してしまうものなのです。やはり国民性がまるで違うものですね・・・。

WRITER PROFILE
小林 真子 Mako Kobayashi
小林 真子 Mako Kobayashi

フィレンツェ在住。元静岡朝日テレビ報道記者。2012年よりフィレンツェ在局FMラジオ番組レギュラー出演。イタリアの労働ビザを取得し、イタリア製アイテムのオンラインショップ「AmicaMako(アミーカ・マコ)」を経営。2013年、イタリアのテレビ局SKYのドキュメンタリー番組に出演。「週刊新潮」「宅ふぁいる便」等でイタリア関連の記事やコラムを執筆。 AmicaMako https://www.facebook.com/amicamako/ https://www.blog.amicamako.com/ https://www.instagram.com/amicamako/

PR

モードとアバルトの美しき共通項 ピッティ・イマージネ・ウオモ95 現地リポート

ABARTH Scorpion Magazine
PR

サソリ160匹、ワイナリーに放たれる —これが本場イタリア式オーナーズ・ミーティングだー

ABARTH Scorpion Magazine
PR

FIATオリジナルジェラートを、シンチェリータで召しあがれ

fiat magazine CIAO!
PR

言葉を持つ靴職人、花田優一の理想の職人像は「精神鍛錬を積んだ人」

Mondo Alfa
PR

首都高C2でアバルト595コンペティツィオーネと戯れる。

ABARTH Scorpion Magazine
PR

ルパンがフィアットを愛する理由。『ルパン三世 PART5』浄園祐プロデューサーインタビュー

fiat magazine CIAO!