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FOOD 16 Oct 2019

白トリュフをもっとも美味しく食べる方法をイタリア・アルバの「国際トリュフ祭2019」で知る。いったいいくらかかるの?

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高級食材トリュフとは日本の松茸のような秋の風物詩

北イタリア、ピエモンテ州はトリュフの産地として有名な場所です。毎年秋になると日本の「松茸入荷しました」ならぬ「トリュフ入荷しました」という看板がレストラン前に掲示され、イタリアの秋の訪れを感じます。

秋の一大イベント「国際トリュフ祭り」へ

たくさんの人で賑わうアルバ国際トリュフ祭り会場内

たくさんの人で賑わうアルバ祭り会場内の様子

ショーケース内に丁寧に並べられたアルバ産のトリュフ

ショーケース内に丁寧に並べられたアルバ産のトリュフ
イタリアでは毎年この季節10月から11月後半にかけ、クーネオ県アルバ(トリノとジェノヴァの中間に位置し、バローロにも近い)でトリュフ祭りが開催されます。この期間高級食材のトリュフを求め世界中から美食家たちが集合し、普段は穏やかで小さなアルバの街がたくさんの人々で賑わいます。

特設会場には鑑定士の厳しい審査をクリアしたトリュフが 宝石のように売られており、トリュフの香りが漂う会場は活気にあふれて前に進むのもやっとなほど。トリュフの他にもワインやチーズなども販売されているので、ピエモンテ州の美食を一度に堪能できる絶好の機会です。

定番はタヤリン! 現地の人々に聞く「トリュフ」の美味しい食べ方

白トリュフを使った料理の定番、卵黄をたっぷり練りこんだ細切り麺「タヤリン」

白トリュフを使った料理の定番、卵黄をたっぷり練りこんだ細切り麺「タヤリン」

見学を終え、お腹が空いたところでアルバのとあるレストランに到着。お目当てはもちろん新鮮な白トリュフです。 トリュフを使ったピエモンテ料理の定番といえば「タヤリン」。 卵黄をたっぷり練りこんだ細切り麺にバターをからめただけのシンプルな味付けで、パスタの上に白トリュフのスライスをかけていただきます。

優しい味付けが特徴のピエモンテ料理には、トリュフの香りや味わいを損なわないようシンプルな料理と合わせることが多く、 タヤリンやリゾットの他には「フラン」と呼ばれる野菜を使ったスフレ、牛生肉にオリーブオイルと塩こしょうを和えただけの「カルネ・クルーダ」なども人気です。中でも卵料理との相性は抜群で 個人的なおすすめは「ココット」と呼ばれる卵と生クリームをオーブンで焼いたもの。とろとろの卵と濃厚なクリーム、そして白トリュフの香りが口の中で奏でるハーモニーはたまりません。

スフレ、牛生肉にオリーブオイルと塩こしょうを和えただけの「カルネ・クルーダ」なども人気

また、白トリュフは黒トリュフに比べ香りが強く、肉類と合わせて飲まれるピエモンテ産の赤ワイン、バルバレスコやバローロとの相性も抜群です。トリュフの持つ独特の風味とワインを飲んだ後口の中に残る華やかな後味とが調和して、お料理を一層美味しく頂くことができますよ。

ピエモンテ産の赤ワイン、バルバレスコやバローロとの相性も抜群

カッシーナ キッコのバローロ
そして産地ならではの魅力は欲しい分だけのトリュフを目の前で削ってもらえることです 。
テーブルにタヤリンが運ばれてウエイターが白トリュフとスライサーを持って登場します。トリュフの重さを測った後に欲しい量だけ目の前で丁寧に削ってくれます。ふわっと漂う香りとひらりと舞い落ちるトリュフはまるで白い宝石のよう。

一体おいくら?高級食材トリュフの相場

高級食材の白トリュフ、一体どれほどの金額なのかというと毎年相場は変わりますが料理で使われる量が5g として約4,000円ほど。2017年に行われた競売では850gの白トリュフが香港から約990万円で落札されたということです。

イタリアでトリュフを削ってもらう際には、くれぐれも「ストップ」と声を掛けるのをお忘れなく。

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WRITER PROFILE
マリーニ あゆみ Ayumi Marini
マリーニ あゆみ Ayumi Marini

イタリアソムリエ協会認定ソムリエ。客室乗務員として勤務後、ミスユニバースファイナリストに選出されたのを機にモデル、語学留学など経験。結婚後イタリアへ拠点を移し、ワインの宝庫ピエモンテでワインと出会う。旅とワインのブログではイタリアワインや旅の様子を発信中。https://asmwine.com/

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