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FOOD 04 Sep 2019

ついに日本一が決定! 「ジェラートワールドツアージャパン®2019 横浜」 に行ってきました

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日本一を決める「ジェラートワールドツアージャパン2019 横浜」

SHOP ITALIAでもご紹介してきました、イタリアンジェラートの日本一を決める大会「ジェラートワールドツアージャパン2019 横浜」が、8月31日、9月1日の二日間にわたり開催され、のべ2万人の来場者を数えました。

大さん橋ホール-横浜港大さん橋国際客船ターミナルで開催された今大会は、2021年にイタリア・リミニで行われる「Gelato Festival World Masters」、つまりジェラートの世界大会の日本代表を決めるもの。予選を通過した12名のファイナリストによって日本一を競う大会です。その12種類のジェラートは、食材を厳選し、組み合わせにこだわった、まさに日本を代表するものばかり。どれも美味しく、そして美しい!

来場者の投票が結果を左右します

この12作品のなかから優秀賞を選ぶのは、ジェラートに精通した12名の審査員に加え、会場でジェラートを味わった来場者たち。来場者は投票権付きテイスティングチケットを購入すれば4作品を味わうことができます。

そして、その決定権は審査員よりも来場者の投票に重きを置いているといいます。来場者は単にジェラートを味わうだけではなく、好みの作品を選ぶ権利をもつので、楽しみながらも真剣にどれに投票するかを考えていました。

結果を発表しましょう!

まずは特別賞から。来場者の投票が最も多かった(ベスト3を除く)のが「LATTE NOCCIOLE HOJICHA」。ミルクのジェラートをベースに、シチリア産のヘーゼルナッツと京都産のほうじ茶を加えたイタリアと日本の融合をイメージした作品。

LATTE NOCCIOLE HOJICHA 「わびさびや」群馬県桐生市新宿3-4-49 ジェラティエーレ:高野欽市
技術審査特別賞が「お食事のように楽しめるシーザーサラダジェラート」。ミルクとフレッシュクリームチーズのジェラートに、採れたてのレタスやベーコン、オーリブを合わせ、さらにブラックペッパーをかけた新感覚のジェラートです。

お食事のように楽しめるシーザーサラダジェラート 「野菜ジェラート専門店なるこりん」宮城県大崎市鳴子温泉字要害38 ジェラティエーレ:大澤英里子
創造性を評価するクリエイティブ賞が「Allamanda」となりました。 マンゴーの王様アルフォンソ、奄美大島のパッションフルーツ、パイナップル、ライムのフレッシュ感を残しつつ、食べやすくするためにミルクとヨーグルトのジェラートを組み合わせた創造性豊かな一品。

Allamanda 「ロイヤルファームアカマツ」香川県高松市香南町由佐2322-1 ジェラティエーレ:赤松美智子

続いてベスト3を発表!

続いて第三位は「森のスパイス香る黒文字ラテ」。クロモジという植物の葉はかつてお茶として使われていたといいます。そのスパイシーで爽やかな香りをより生かすために、枝葉を焙煎し、煮だして、ジャージーミルクのジェラートに合わせた作品。

森のスパイス香る黒文字ラテ 「ジェラート醍醐桜」岡山県真庭市西河内656 ジェラティエーレ:山本英伸
第二位の「ローズマリーハニー 森の木の実と共に」は、放牧牛のミルクジェラートをベースに、地元鎌倉のはちみつ、無農薬のローズマリーの香りを加えることで、濃厚でありながらすっきりとした後味を実現。ヘーゼルナッツとアーモンドがアクセントに。

ローズマリーハニー 森の木の実と共に 「GELATERIA SANTi」神奈川県鎌倉市御成町2-14 ジェラティエーレ:松本愛子
そして栄えある優勝は……「塩マスカルポーネ きんかん香る甘酒仕立て」となりました。 こちらは、濃厚なマスカルポーネとほのかに香る甘酒で、和製チーズケーキのようなジェラートを目指したといいます。きんかんのソースを加えることで爽やかさも感じられます。

塩マスカルポーネ きんかん香る甘酒仕立て 「arima gelateria Stagione」兵庫県神戸市北区有馬町1163 ジェラティエーレ:片山圭介
激戦を制したジェラティエーレ片山圭介さんは、本業の酒屋を営む一方で、長年ジェラートを作ってみたくて仕方なかったといいます。そして念願かなって4年前に兵庫県有馬に「arima gelateria Stagionearima」をオープンさせたのです。

「まさか私が一位をいただくとは全く思っていなかったので、本当に嬉しいです。私は2015年からジェラートの道に入ったので、ジェラートの世界では若輩者ですが、今振り返って思えば、毎日、もっと美味しいジェラートができないのか?どんな組み合わせがいいのか?もっと滑らかにするにはどうしたらいいのか? ずっと考えていたような気がします。 ジェラートのスキルを向上させるために、ジェラート・ユニバーシティーの様々な講習も受講しました。今回優勝させていただいて、2021年の「Gelato Festival World Masters」に参加する権利をいただきました。今日参加されたジェラティエーレ11名の名に恥じないように、日本代表として世界でがんばりますので、 どうぞよろしくお願いいたします!」と片山さん。

大いに盛り上がった「ジェラートワールドツアージャパン2019 横浜」でした。が、来場したイタリア人に話を聞くと、「日本ではまだまだジェラートが食べられる機会が少なく、さびしい」と語ります。日本にはまだ1000店ほどしかジェラート専門店がないそうで、その一方イタリアの街を歩くと、日本のコンビニ並みにジェラート専門店があるように感じます。もっと気軽にジェラートに触れられる機会があれば……。

フィレンツェで修業し日本でジェラート専門店を開業した女性ジェラティエーレに以前取材した際、「ジェラートを食べながら悲しい気持ちになったり、喧嘩をする人っていないですよね」と彼女は語りました。ジェラートは人をハッピーにする力があるのかもしれませんね。

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WRITER PROFILE
荻山尚
荻山尚

SHOP ITALIA編集長。ENGINEやCAR MAGAZINEなどの自動車雑誌編集者を経て、LEON副編集長、SENSE編集長を務めるなどファッションへの造詣も深い1972年生まれ。ピッティ・ウォモやミラノのコレクション、国際試乗会などイタリア取材の経験も豊富。

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