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FOOD 09 Jan 2020

寒い季節にぴったり! イタリアの伝統食材を使ったカラダ温まる家庭料理をお手軽に作ってみませんか?

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寒の入りにぴったりな家庭料理を作ってみましょう!

寒の入りで、寒さもいよいよ本番を迎えます。この季節は家に帰って温かい食事をいただくのに限ります。スープと焼き立てのパンそれから良質なデリ肉を使った美味しい食事であればもう完璧!

寒の入りした空

私は昨年の秋にエミリア=ロマーニャ州にあるボローニャを旅し、飛び切り美味しいデリ肉、モルタデッラとコテキーノを学ぶ機会に恵まれました。今回はその魅力をお伝えしつつ、この季節にぴったりな身体が温まる家庭料理のレシピをご紹介しようと思います。簡単な手順で、身近な食材を使い、盛り付けに工夫を加えて、普段とはちょっと違ったイタリアン料理にトライ! 垣根はとっても低いですよ。

イタリアの食材店とモルタデッラ

モルタデッラは日本でいうボローニャソーセージをイメージすると分かりやすいかと思います。
ピンク色をした丸い切り口には四角い脂肪とスパイスが散りばめられている見た目はおなじみの方も多いでしょう。しかしモルタデッラはボローニャソーセージとは別物で製法(食材、食品の生産、加工、熟成の過程、形、固さ、四角い脂肪の量、色、香りなど)が厳しく定められており、添加物は不使用の良質な材料を使用した安全なデリ肉です。

イタリアの朝食はモルタデッラとパン

ボローニャではモルタデッラを朝食では薄くスライスして卵料理とパンと一緒に、昼食ではパンにはさんで、夕食前のおつまみとして、パーティーでは前菜として、どの家庭の冷蔵庫にもモルタデッラが入っているのではないかと思う程様々なシーンで使われていました。

モルタデッラを手に入れたらまずはそのまま薄くスライスして、いただいて下さい。柔らかな肉質の中の塩味と脂肪の旨みスパイスがアクセントとなり、美味しい!のひと言が出るはず。パンにはさんでサンドイッチにしたり、サイコロ状に切ってピックに刺してオードブルに。また、厚切りにしてフライパンでカリッと焼いても美味です。

コテキーノ

コテキーノは日本ではみかける事が殆どないデリ肉で私も今回の旅で初めていただきました。こちらも製法が厳しく定められている良質な材料を使用した安全なデリ肉で、天然のソーセージの皮に厳選したお肉をミンチにかけ、スパイスと混ぜ合わせて作ります。真空パックに入っていてそのまま茹でてからスライスしていただきます。柔らかな食感で味は食べた事があるような、、そうコンビーフに似た味わいです。お酒にとっても良く合いますしパンにはさんでも、白米にのせても美味しそうです。

クリスマスからお正月にかけて食べられる縁起物でレンズ豆と一緒に食べるのが習わしとか。レンズ豆はコインに形が似ているのでお金が貯まります様にとの願いを込めるのだそうです。日本のおせち料理のようなものがイタリアにもあるんですね。

モルタデッラ

デリ肉を使ったお手軽レシピをご紹介

それでは早速レシピのご紹介です。

ティジェッリとニョッコ・フリット(4個分ずつ)

ティジェッリとニョッコ・フリット

モルタデッラや生ハムをはさんで食べた丸い小さなパン、ティジェッリと揚げパンのニョッコ・フリットをご紹介します。ティジェッリは焼き型が必要ですが日本では手に入らないのでコップで型を抜いてフライパンで焼いて作ります。同じ生地を揚げるとぷっくり膨らんだ四角い揚げパンのニョッコ・フリットが出来上がります。見た目も味も全く違うパンが出来るから面白い!一次発酵だけで作れるのも嬉しいところです。
材料
強力粉150ℊ
ドライイースト3ℊ
塩3ℊ
ラード7ℊ
牛乳40ℊ
水50mℓ
作り方
1.全ての材料を混ぜ合わせ、滑らかになるまでこねる(5分)。
2.ボウルに入れ、ラップをしてレンジの発酵モードで30分程、倍の大きさになるまで発酵させる。
3.めん棒で5ミリの厚さに伸ばして、コップで4個抜く。生地の残りをまとめてめん棒で5ミリの厚さに伸ばし、包丁で4等分の長方形の4等分に切る。
4.丸くくり抜いた生地は弱火にかけたフライパンで両面5分ずつじっくりと焼く。(ティジェッラ)
5.揚げ油を熱し、中温(180℃)で四角く切った生地を両面きつね色になるまで揚げる。(ニョッコ・フリット)
6.それぞれ、生地をフォーク等で半分の厚さに割り、モルタデッラや生ハム、柔らかくしたクリームチーズやハーブ入りのラードや粉チーズをはさんでいただく。 

ティジェッリとニョッコ・フリット

同じ生地から丸いパンティジェッリと四角い揚げパンニョッコ・フリットも作れます。
それぞれ、生地をフォーク等で半分の厚さに割り、モルタデッラや生ハム、柔らかくしたクリームチーズやハーブ入りのラードや粉チーズをはさんでいただきます。一口サイズなので何個でも食べられちゃいますよ。 

ポテトスープにモルタデッラのクルトン添え(2人分)

ポテトスープにモルタデッラのクルトン添え

クリーミーなポテトスープにカリッと焼いたモルタデッラとセルフィーユを散らしてアクセントがわりに。
材料
じゃがいも小2個(約300ℊ)
A:生クリーム・牛乳各100mℓ
A:塩小さじ1/2
A:オリーブオイル大さじ1/2
モルタデッラ適量
セルフィーユ(あれば)適量
作り方
1.じゃがいもは皮をむき、8等分に切り、小鍋にヒタヒタの水を入れ、柔らかくなるまで茹でる。
2.柔らかくなったら水を捨て、Aを加えてブレンダーかフードプロセッサーで撹拌する。
3.1センチ角に切ったモルタデッラを油をしかないフライパンでカリッとするまで炒める。
4.温めた2.を器に盛り、3.とセルフィーユを散らす。

カリッと焼いたコテキーノとレンズ豆のコンソメ煮(2人分)

カリッと焼いたコテキーノとレンズ豆のコンソメ煮

濃いめに仕上げたポテトスープにカリッと焼いたモルタデッラがアクセントに、ティジエッリにつけながらいただいても美味しいですよ。
グリーンとレッドのレンズ豆をそれぞれコンソメスープで煮たものに茹でてから香ばしく焼いたコテキーノをのせたひと皿。色違いのレンズ豆が華やかです。
材料
コテキーノ1/2本
レンズ豆(グリーン・レッド)各40ℊ
コンソメスープ400mℓ
オリーブオイル大さじ1/2
タイム(あれば)少々
作り方
1.グリーンとレッドのレンズ豆はそれぞれ小鍋に入れ、200mlのコンソメスープを入れ、柔らかくなるまで茹でる。水分がなくなったら途中で水を足す。茹で上がったらザルに上げて水気をきり、それぞれ1/2量ずつのオリーブオイルで和える。
2.コテキーノは2センチの厚さに4切れスライスし、油をしかないフライパンで両面カリッと焼く。
3.皿に1を半分ずつ敷き、2をのせ、タイムを飾る。
※コンソメスープは、ブロードがない場合は400mℓのお湯に1/2個のコンソメスープの素を溶かす。
コテキーノはイタリアでは茹でてスライスしていただきますが、カリッと焼いた方が日本人好みの食感です。

モルタデッラのムース

モルタデッラのムース

モルタデッラ、生クリーム、牛乳、レモン汁をフードプロセッサーで撹拌するだけで作れる絶品レシピ。イタリアのマンマ直伝です。

モルタデッラの宝石サラダ

モルタデッラの宝石サラダ

モルタデッラと彩りのよい野菜を5ミリ角に切ってドレッシングと和えるだけでパーティー向けの美しいサラダに。

ベリーのマチェドニア

ベリーのマチェドニア

白ワインとレモン汁のシロップに浸したベリーのマチェドニアは甘いものが苦手な男性にも好評です。

モルタデッラとコテキーノを使った家庭料理

さぁ年始のおもてなしのスタートです。どれも簡単!是非トライしてみてくださいね。

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WRITER PROFILE
高木あゆみ
高木あゆみ

横浜・青葉台と東京・浜松町での料理教室『ahhouse』を主催。食品メーカー、書籍、出版向けのレシピ開発及び撮影、イベントでのクッキングデモストレーション、食材セミナーなどを行っている。季節の野菜やハーブを使い和食、イタリアン、エスニックなどをミックスしたボーダレスな料理を得意とし、食卓には様々な国籍の料理が並び、海外向けのレシピ開発の仕事も多い。二男の母、朝5時に起きて息子のお弁当を作り、ランニングをするアクティブ派。自分にとっての心地よさを何よりも大切にする。ブログhttp://ahhouse.wordpress.com

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