干場義雅
INTERVIEW
FASHION 19 Jul 2018

よりよい人生のために、イタリアと船旅を。干場義雅さんインタビュー(1/3) | FORZA STYLE

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イタリア好きといえばこの方! ファッションディレクターとしてテレビやラジオなど多くのメディアで活躍しながら、今、話題になっている講談社のWEBマガジン『FORZA STYLE』の編集長も務める干場義雅さん。イタリアへの渡航回数は、なななんと100回以上だそう! イタリア愛たっぷりのインタビューを充実の全3回でお届けします。

第2回はこちら 第3回はこちら

ファッションも、建築も、美術も、料理も、車も……。そのすべてが美しい

italia

――イタリアは好きですか?

大好きです!

――なぜ好きなんでしょう?

すべてが美しいからです。訪れるたびに、必ず感動があります。そして人があたたかい。

――世界中の都市を訪れた中でも、イタリアは特別に感じますか?

特別ですね。日本も美意識が高いとは思うんですけど、イタリアの美意識の高さというのは本当に凄い。ファッションも、建築も、美術も、料理も、車も、美しいということがとても評価される国です。僕は美しいものが好きなので、その空気の中に身を置くことが本当に心地良いんです。

そして、美しいっていうのは、見た目だけじゃないんですよね。イタリア人の心にも美しさを感じます。だから感動があるんです!

――日本人との国民性も異なりそうです。

ラテン民族なので基本的には明るいですよね。イタリア人って仕事をしないイメージもあるかもしれませんが、実際はとっても働いていますよ。ただ、彼らは人生を楽しむことに重きを置いています。「アモーレ、カンターレ、マンジャーレ!」。意味は「食べて、歌って、愛しているうちに終わる一生」。食べることや飲むこと、着ることも恋することも、そのすべてを楽しんでいる、それがイタリア人だと思います。

人生を楽しむこと、それを教えてくれたのがジローラモさんです。雑誌の『LEON』で編集者をやっていたときに僕は表紙をずっと担当していて、しょっちゅうジローさんの出身地のナポリなどで撮影してました。ジローさんはやさしくてあったかくて、一緒に行くと超楽しいんですよ(笑)。

――これまでイタリアには何回ぐらい訪れていますか?

うーん、100回は超えてるんじゃないでしょうか。

――それはすごい! もう住んでると言ってもいいぐらいですね(笑)。

最近、本当にそう思っているんですが、自分が死ぬときはイタリアに散骨して欲しいですね。最後の場所でもいいかなってぐらいで。

住むなら、イタリア30%、日本70%ぐらいが理想かなあ。あとハワイも好きなのでプラスして(笑)。でもハワイで過ごしていると、僕はすぐ飽きちゃうからな。イタリアは歴史が深いので、いつまでも飽きないんですよね。

ナポリの近郊にポンペイという遺跡があります。約2,000年前、近くのヴェスヴィオ火山が噴火して、ポンペイの街はすべて沈んでしまいました。何年か前に僕がそこを訪れたとき、男女が抱き合ったまま亡くなっている姿を見たんです。さらに美しい庭園があったり、ワインの瓶があったり。当時の日本では考えられないですが、イタリア人は中庭でワインを飲んで愛を語り合ってという享楽的な生活を2,000年前からやっているんです。見た瞬間にすごい国だなと、その深い歴史に感動しました。

イタリア半島をめぐる船旅で、人生を謳歌する

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――イタリア初心者におすすめの過ごし方を教えてください。

まずは南イタリアのナポリやカプリ島、ソレント、サレルノ、アマルフィ、ポジターノなどに行っていただくと、イタリア人のバカンスの楽しみ方が感じられると思います。その後2~3日、街自体が世界遺産ともいえるフィレンツェに移動して、美術館でレオナルド・ダ・ヴィンチなどの芸術に触れていただいて、あとはファッションが好きだったらミラノに行けばすごく楽しめるはずです。

――南から北へと、忙しい旅になりそうですね。

感じるものがいっぱいあると思うので、1週間じゃ足りないかな。ほんとは1ヶ月間ぐらいかけて、のんびりまわってほしいですね。

――干場さんは、クルーズのイメージもありますが。

好きですね。船旅をテーマにした『Sette Mari(セッテ・マーリ)』という雑誌の編集長もやっていましたし。ヴェニスから出港して、イタリア半島をまわったこともありますよ。

――でもお高いのでは?

船旅ってお金がたくさんかかるイメージがありますけど、そんなことはなくて。たとえばイタリアまでのビジネスクラスって50万円ぐらいすると思うんです。でも僕だったら、そんなお金の使い方はしませんね。15万円ぐらいのエコノミークラスで渡航し、残りの35万円で7日間の船旅を楽しみます。1日あたり5万円で、イタリア半島をまわる移動代、朝昼晩の食事代、お酒代もインクルーズされていて、しかも船で宿泊できる。すごくおトクだと思いませんか?

――50万円で、それ以上お金の心配がないのはいいですね。

そういうことです。実は船旅はコストパフォーマンスが良いんです。船旅といってもずっと船に乗っているわけじゃなく、街に着いたら観光して、歴史や世界遺産に触れたり、海を感じたり。最高です。

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――船の選び方のポイントはありますか?

上からラグジュアリー船、プレミアム船、カジュアル船とランクがあるんですが、ラグジュアリー船がおすすめです。なぜなら乗客700人ぐらいで、乗客1人につきスタッフが1.5人ぐらい付くので、対応がものすごくしっかりしているんです。しかも赤ワインも、白ワインも、スパークリングワインも、ウイスキーも飲み放題。食事はイタリアン、フレンチ、ステーキハウス、たまにジャパニーズがあることも。おすすめを挙げると、リージェントセブンシーズ、シルバーシー、クリスタルクルーズ。その3隻は実際に乗ったことがありますが、素晴らしい船でしたね。

カジュアル船の場合は食事代が付いていないこともあるので、結果高くなるかもしれません。今日は僕がおごるよ、じゃあ次は出してよって、けんかになるのも嫌ですし(笑)。またカジュアル船は乗客が多く、3,000人とかだと乗り降りも大変ですから。

――船旅ならではのイタリアの魅力も発見できそうですね。

限りある人生を、よりよく過ごしたいと思うなら、イタリアと船旅は必ず行くべきです。行ったことがないなんて、なんて損しているんだろうと(笑)。

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◆取材協力:BIANCA(ビアンカ)
オーセンティックなイタリアの郷土料理とワインを楽しめるリストランテ。表参道「GYRE」4階、表参道を臨む開放感のあるテラス席もおすすめ。
営業時間:【平日】ランチ11:30~16:00(15:30 L.O.)、ディナー17:30~23:00(22:00 L.O.)、【土日祝】11:30~23:00(22:00 L.O.)
住所:東京都渋谷区神宮前5-10-1 GYRE 4F
TEL:03-6418-6771
http://www.bianca-omotesando.com/

◆テキスト:AGARU ITALIA(あがるイタリア)編集部

【初出:この記事は2017年9月20日に初公開されました@AGARU ITALIA】

WRITER PROFILE
干場 義雅 Yoshimasa Hoshiba
干場 義雅 Yoshimasa Hoshiba

1973年東京都生まれ。男性ファッション誌『LEON』や『OCEANS』の立ち上げをはじめ、数々の雑誌編集に携わり、2010年にファッションディレクターとして独立、株式会社スタイルクリニックを設立。2014年よりデジタルメディア『FORZA STYLE』(講談社)の編集長をつとめる。新聞、テレビ、ラジオとメディアの枠を超えて活躍する他、イベントやブランドプロデュースも手がける。

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