COLUMN
FASHION 06 Mar 2020

フィレンツェのタイ「アット ヴァンヌッチ」の魅力とは?

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タイは他者への敬意を示すツール

クールビズの影響か、タイをしなくてもOKな風潮が日本の社会にはあります。仕事に集中するために、できるだけ楽な装いで過ごすことは大事なことかもしれません。しかし、タイはご自身のため以上に他者への敬意を示す存在だとイタリアではいわれています。ただし、杓子定規なタイでは他者へ敬意は伝わりません。

Atto Vannucci FIRENZE(アットヴァンヌッチ フィレンツェ)

フィレンツェには着けている人も、見る人も気分がよくなるタイがあります。その名は「Atto Vannucci(アット ヴァンヌッチ)」。このタイのどこに魅力があるのか。それは簡単に言うと最高の作りと素材にある、といえます。

Atto Vannucci FIRENZE(アットヴァンヌッチ フィレンツェ)

まず、作り。フィレンツェですら絶滅の危機にあったハンドでのタイ作りを行っている点が挙げられます。手縫いによって、ふわりとした上品な表情を醸し出すのです。

Atto Vannucci FIRENZE(アットヴァンヌッチ フィレンツェ)

さらに、注目すべきは芯材を使っていない点です。通常のタイは芯を入れることで型崩れせず、作業工程も少なく、さらに同じ寸法のものを大量に製作することができます。しかし、アット ヴァンヌッチのものは芯材を使わずに、生地を7つに折ることで生地自体が芯材の役目を果たしているのです。この作りを行うことで通常のタイよりも生地をたくさん使うことになります。しかし、着用感は軽く、しかも生地の表情が豊かになり、まるでスカーフを巻いているような優雅な雰囲気が出るのです。

Atto Vannucci FIRENZE(アットヴァンヌッチ フィレンツェ)

セッテピエゲにより生まれる豊かな表情

この7つ折りはイタリア語で‟Settepieghe(セッテピエゲ)”といいます。工程でアイロンを使わずに仕立てられるのでふんわりとした表情がでます。芯材もアイロンも使わないので、製作には職人の技が求められます。この技こそフィレンツェの伝統であり、この地だからこそ誕生したタイといえるのです。

Atto Vannucci FIRENZE(アットヴァンヌッチ フィレンツェ)

もちろん、素材も最高のシルクを使っています。シルクの世界的名産地として知られるイタリア・コモのテキスタイルメーカーにすべて同ブランドのエクスクルーシブの色柄をオーダーして使用しているのです。やわらかな作りとともに、上品なたたずまいを魅せる唯一無二のタイなのです。

この他に芯地が入れられた三つ折り仕様があり、モデル名”Bob(ボブ) “はストレート、”Frank(フランク) “は丸みを帯びたボトルという二つのシルエットを展開。また、裏地のない”Sfoderato(スフォデラート) “、裏地のある”Foderato(フォデラート) “、表と裏地が同じ”Foderato Tessuto(フォデラート テスート) “とバリエーションも豊富です。いずれも最高の作りと素材が供されているのは当然です。

Atto Vannucci FIRENZE(アットヴァンヌッチ フィレンツェ)

最近、タイをしてない方にこそ試していただきたいアット ヴァンヌッチ。間違いなく気分が上がります。日本でもさまざまなショップで展開していますので、ぜひお試しください!

Atto Vannucci FIRENZE(アットヴァンヌッチ フィレンツェ)

ちなみに、今回モデルを務めてくださったのはアット ヴァンヌッチを運営するフィレンツェの会社セブンフォールドの代表、加賀健二さん。フィレンツェ在住で、ほかにタイユアタイ フローレンスという有名なセレクトショップも同地で運営されています。

Atto Vannucci
http://www.sevenfold.it/atto-vannucci/

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WRITER PROFILE
荻山尚
荻山尚

編集者・著者。ENGINEやCAR MAGAZINEなどの自動車雑誌編集者を経て、LEON副編集長、SENSE編集長を務めるなどファッションへの造詣も深い1972年生まれ。ピッティ・ウォモやミラノのコレクション、国際試乗会などイタリア取材の経験も豊富。ファッション、クルマ、時計など様々なモノを気持ちのいいライフスタイルにいかに落とし込むかを思案する毎日。

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