COLUMN
FASHION 08 May 2018

憧れのメゾンで宝探し気分! フィレンツェでAPRITIMODA開催

小林 真子 Mako Kobayashi
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高級メゾンのアトリエやラボラトリーを見ることができる、ファッション好きにはたまらない夢のようなイベントAPRITIMODA(アプリティモーダ)がフィレンツェで開かれました。初の試みとなるこのイベントにはフェラガモやエルマンノ・シェルヴィーノなどの高級メゾン13社が参加。3月の週末2日間のみ、一般市民に無料公開されました。

ピンクの絨毯&プッチ柄のインテリアにうっとり

普段は一般公開されていないプライベートスペースを見せてくれるメゾンもあり、市民たちの注目を集めました。そのうちのひとつが、独特の模様でおなじみのエミリオ・プッチ。エミリオ・プッチはフィレンツェの貴族の生まれで、彼が生まれ育った豪邸がフィレンツェのシンボル、ドゥオモのすぐ近くにあります。住所はその名の通りVia Pucci(プッチ通り)。建物の前を通るだけでも気品あふれる雰囲気が伝わるエントランスを眺めながら、私も前々から「一度、中を覗いてみたいなあ〜」と思っていたのですが、念願叶ってついにエミリオ・プッチ邸の中へ。


ソファーもプッチ柄。プッチ邸にて。

公開されたのは壁画が美しい3部屋。部屋へ足を踏み入れてすぐ、プッチのシグネチャーカラーとも言えるマジェンタピンク色のカーペットに目を奪われました。


プッチ邸で宝探し気分。

エミリオ・プッチの新作のクルーズラインやプレタポルテコレクションがアート作品のように飾られ、まるで美術館のような空間に。


プッチ 2018年春夏プレタポルテコレクション展示。


フィレンツェの建物を描いたニットやスカーフも。


なんとバーカウンターまでプッチ柄!

見ているだけで気分があがるカウンターではプッチ柄のコーヒーカップに入れられたエスプレッソを堪能できました。

グッチの歴史を貴重なコレクションで辿る美術館

続いて、フィレンツェ生まれの高級メゾン・グッチの美術館、GUCCI GARDEN(グッチ・ガーデン)へ。シニョリーア広場に面したメルカンツィア宮殿に今年1月にオープンしたグッチ・ガーデンは、グッチのクリエイティブ・ディレクターのアレッサンドロ・ミケーレが旧グッチ・ムゼオを作り替え、ファッション批評家のマリア・ルイーザ・フリーザがキュレーターを務めた美術館。アプリティモーダの2日間には無料公開されました。


アレッサンドロ・ミケーレの世界観を堪能。

旧グッチ・ムゼオからは一変、アレッサンドロ・ミケーレの世界観が全面に押し出されたグッチ・ガーデン。3フロア構成でテーマに沿っていくつもの展示室があります。


グッチの現在にまで至る貴重なコレクションの数々。

グッチが創業した1921年から現在のコレクションにいたる貴重なビデオやオブジェ、写真などが展示され、グッチの歴史を巡る旅を味わっている気分に。ユニークなのは年代を追って展示されているのではなく、過去と現在のコレクションを一緒に展示している点。いつの時代も世界中のファンを魅了してきたグッチの魅力を思う存分楽しむことができます。


普段は有料一般公開しているグッチ・ガーデン。

グッチ・ガーデンの一階にはミシュランで3つ星を獲得したシェフ、マッシモ・ボットゥーラによるメニューが楽しめるレストランとオリジナルショップが入っています。普段は有料で一般公開されているので観光客にとってはフィレンツェの新たな観光スポットに。予約なしで気軽に訪れることができます。

Gucci GardenのWebサイト
www.gucci.com/jp/ja/st/stories/visions/article/gucci_garden

デザイナーとコミュニケーションを楽しめるのも魅力

最後に訪れたのは、フィレンツェのアルノ川沿いにあるエンリコ・コベリのオフィス。普段は一般公開されていないプライベートルームにてエンリコ・コベリのデザイナーが参加者たちにブランドについて語りました。デザイナーから直接話を聞くことができるという貴重な機会とあり、いつもはおしゃべりなイタリア人たちも熱心に耳を傾けていました。


エンリコ・コベリのデザイナーがブランドについて説明。


職人の手仕事をビデオで紹介。

アプリティモーダは、ファッション企業と市民を結びつけファッション経済を促進させるとともに、ファッション業界で働きたい若者たちとメゾンのコミュニケーションを図る場を提供する目的のもと、フィレンツェ市役所やフィレンツェ商工会議所らが主催し、フィレンツェ大学の学生や、フィレンツェのファッション専門スクール・ポリモーダの学生たちも訪問者をアテンドするガイドを務めました。最終的に二日間で12000人の市民や観光客らが参加して幕を下ろしたアプリティモーダ。日本にもあったらいいな、と思えるようなファッションの国イタリアならではのイベントとなりました。

WRITER PROFILE
小林 真子 Mako Kobayashi
小林 真子 Mako Kobayashi

フィレンツェ在住。元静岡朝日テレビ報道記者。2012年よりフィレンツェ在局FMラジオ番組レギュラー出演。イタリアの労働ビザを取得し、イタリア製アイテムのオンラインショップ「AmicaMako(アミーカ・マコ)」を経営。2013年、イタリアのテレビ局SKYのドキュメンタリー番組に出演。「週刊新潮」「宅ふぁいる便」等でイタリア関連の記事やコラムを執筆。 AmicaMako https://www.facebook.com/amicamako/ https://www.blog.amicamako.com/ https://www.instagram.com/amicamako/

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