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FASHION 20 Jun 2018

トレンドは「ラグジュアリー・アスレジャー」。ピッティ・ウオモ2019春夏レポート第3弾。

小林 真子 Mako Kobayashi
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今回で94回目を迎える世界最大級のメンズファッション見本市「PITTI UOMO(ピッティ・ウオモ)」がフィレンツェのバッソ要塞で2018年6月12〜15日に開催されました。6万平方メートルの広大な会場に1240のブランドが出展し、2019春夏メンズ新作コレクションを発表。期間中は世界中からファッション関係者やバイヤーら3万人以上が訪れました。


ピッティ・ウオモ会場のバッソ要塞。

2019春夏メンズファッションのトレンドは?

2019春夏メンズファッションのキーワードは、レジメンタルストライプやピンストライプ、縦縞などさまざまなストライプ柄。スニーカーやアクセサリーに取り入れる場合は、モノトーンや紺&白の組み合わせの2色使いストライプだけでなく、虹のような多色使いやマルチカラーもトレンド。


どんなファッションスタイルでもストライプ柄がトレンド。

レジメンタルストライプとさまざまなストライプを組み合わせることで、ニットジャケットやジレを取り入れたファッションも新しいスタイルに見違えます。

アスレジャー人気継続、「ラグジュアリー・アスレジャー」がトレンド

スポーツシーンにもタウン使いにも対応し、着心地の良さも魅力のアスレジャーは、今回のピッティでも人気が拡大。特に2019春夏では、アスレジャーの進化系「ラグジュアリー・アスレジャー」がトレンドキーワードに。


2019春夏の「Z Zegna(ジー ゼニア )もラグジュアリー・アスレジャーのラインナップ。タウン使いできるテニスウェアを展開。

伝統的なクラシックスタイルに先進技術を駆使したテクノ素材が組み合わされ、フォーマルとスポーティスタイルのミックススタイルがトレンドに。キーアイテムとしては100%シルクの防水ボンバージャケットや、コットンのスウェット、風や水に耐性のある素材のピーコート、コンバーチブルパーカなど。携帯電話を充電できる機能を備えたハイテクなリュックや旅行バッグも外せないトレンドです。

初出展! 注目のニューブランドはセーリングとタウン使いどちらもOKのSEASE

フランコとジャコモ・ロロ・ピアーナ兄弟によるブランドSEASE(シーズ)は、「SEA=海、EASE(自由になる)」を組み合わせたブランド名で、昨年11月にミラノで誕生したばかりのニューブランド。今回がピッティ初出展となり、セーリング、スキーなどのアウトドアスポーツとタウン使いといった自然と都会の両方のライフスタイルに対応するコレクションを発表しました。


アクティブに活動するライフスタイルをファッションから支えるSEASE。写真提供:SEASE。


BIOナイロンを使用するなどエコフレンドリーな素材にもこだわっている。

伝統的なメイドインイタリーの生地とハイテク技術を融合させたアウターやパンツ、バッグはエレガントでありながら機能的。どんなライフシーンにもイタリア製ならではのクラス感をもたらしてくれるSEASEのジャケットやバッグは、アクティブなライフスタイルを楽しみたい男性たちから今後注目を集めそうです。

SEASE  https://www.sease.it/en/

足元に異変アリ? スニーカー率の高さ目立つ

長年ピッティ・ウオモに出展しているイタリアのカシミヤニットメーカーANNAPURNA(アンナブルナ)のGinna Fantoni(ジャンナ・ファントーニ)さんは、「これまでのピッティとは違って、今回のピッティの来場者たちの足元の多くがスニーカーになっていますね。フォーマルなファッションでも足元はスニーカーといったスタイルが目立ちます」と話していました。素足に革靴スタイルも健在でしたが、今回のピッティでは年齢を問わず白のアディダスからカラフルなハイテクスポーツシューズまでさまざまなスニーカースタイルを多く見かけました。


今回のピッティがオフィシャルローンチとなったイタリアの新スニーカーブランドARKISTAR(アルキスター)。デザインから製造まで一貫してイタリア製にこだわったハイテクスニーカーを発表。

20年以上ピッティに関わっている欧州高級メンズファッション販売エージェントの日本人男性に今回のピッティの感想を伺ったところ、「長年出展しているメーカーの社長や部長クラス、そしてイタリアのエージェント仲間とも話したが、昨今のピッティはカジュアル化が行き過ぎている。ピッティでの商談がパーティー化しており、その場でじっくり商品を見て話し合うことがなくなった」と、昨今のカジュアル化傾向を危惧する声も聞かれました。

ピッティに集まったファッショニスタたちの最新スナップ

自慢のファッションに身を包んだファッショニスタたちが世界中から集まるイベントとしても注目を集めるピッティ・ウオモ。会場中ではセルフィー撮影をする人たちを多く見かけましたが、今回の会場セッティングはこれまで以上に「インスタ映え」スポットが意図的に増やされているのを実感。会場中でファッション撮影会が繰り広げられました。

【関連記事】ピッティ・ウオモ2019春夏レポート第1弾。クラシコイタリアを代表するラグジュアリー・ブランド 「ブルネロ クチネリ」が愛される理由。

【関連記事】ピッティ・ウオモ2019春夏レポート第2弾。「伝統」と「革新」が紡ぐクラシコイタリアの未来。

WRITER PROFILE
小林 真子 Mako Kobayashi
小林 真子 Mako Kobayashi

フィレンツェ在住。元静岡朝日テレビ報道記者。2012年よりフィレンツェ在局FMラジオ番組レギュラー出演。イタリアの労働ビザを取得し、イタリア製アイテムのオンラインショップ「AmicaMako(アミーカ・マコ)」を経営。2013年、イタリアのテレビ局SKYのドキュメンタリー番組に出演。「週刊新潮」「宅ふぁいる便」等でイタリア関連の記事やコラムを執筆。 AmicaMako https://www.facebook.com/amicamako/ https://www.blog.amicamako.com/ https://www.instagram.com/amicamako/

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