FEATURE
CULTURE 13 Feb 2019

バラの花束を抱えて。イタリアのバレンタイン事情と愛を伝える言葉

SHARE

イタリアといえば「愛(アモーレ)の国」。

日本でもアモーレという言葉が流行し、イタリア人は愛情深いというイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。

さて、2月14日はそんな恋人たちの日、バレンタインデーですね。

イタリア語では「San Valentino(サン・バレンティーノ)」と呼ばれ、恋人たちがお互いの愛を確かめ合う日。イタリアでは花束を抱えた男性の姿を最も目にする日です。

ということで今回は、愛の国イタリアのバレンタインデー事情についてご紹介します。

Valentine

バレンタインの発祥はイタリア?!

バレンタインデーといえば日本では愛の告白をする日ですが、イタリアでは恋人同士がお互いの愛を確かめ合う日です。
ですので日本のようにチョコレートを渡す習慣はなく、パートナーへ花束を贈ったり食事に出かけたりとカップルで特別な時間を過ごします。

さて、日本でも浸透しているバレンタインデーですが、実はイタリアが発祥の地だということをご存知でしたか?

時代は3世紀にさかのぼります。
当時勢力を拡大していた古代ローマ帝国では兵士たちの士気が下がるという理由で、ローマ皇帝により兵士の婚姻が禁止されていました。兵士を哀れに思ったバレンティーノ司教は、結婚式を内緒で取り持っていましたが、その行いが教皇の怒りを買い処刑されてしまいました。この処刑が遂行された日が2月14日で、この日をキリスト教で「サン・バレンティーノを偲ぶ日」として習慣となったと言われています。

Valentine

アモーレの国イタリアのバレンタインデーの過ごし方は?

バレンタインデー間近になると、バルや洋菓子店でもハートをモチーフにしたチョコレートやお菓子などがショーウィンドーを飾ります。
バレンタインデーの贈り物には薔薇の花束や、レストランでの外食などが一般的ですが、自宅で料理を作ったり小旅行に出かけたりと、過ごし方は様々です。イタリアで暮らしていて素敵だなと思ったのはスパのプレゼントです。
物を頂くのも嬉しいですが、旅行やスパなど非日常の特別な「経験」のプレゼントはセンスもよくて素敵ですね。

Italia

イタリア人の「ティアモ」の定義

最後に、バレンタインデーにぴったりのイタリアの愛の言葉で締めくくりましょう。

イタリア語で愛してるを意味する「ティアモ(Ti amo)」はイタリアではよく耳にしそうな言葉のようで、実は安易に発することのできないとっておきの言葉です。

また、アメリカでは家族に対してアイラブユーを使うのに対してイタリアでは「ティアモ」とは言わず、「ティヴォリオ ベーネ」が使われます。

この言葉は恋人、友人、親戚、家族など親しい人の間で性別関係なく使われる便利な言葉で、「あなたのことを大切に思っている」「大好き」に近く、ティアモより愛の密度は薄いですが温かみのある言葉です。
そして「ティ アドーロ」は「あなたのこと敬愛しています」という意味で、ティアモよりもさらに深い愛を伝える言葉です。長年付き添っている夫婦や恋人の間で、過ごした時間と共に深まっていく愛情を伝えるにはぴったりの言葉です。

イタリアにはこの他にも特別な愛の言葉がたくさんあります。
情熱的なイタリア人が愛を伝えるには言葉一つだけでは足らないのでしょう。

さて今年のバレンタインデーは、いつもと違った言葉と贈り物で大切な人への気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか?

rose

アモーレの国イタリアのバレンタインを体験したい人が読んでいる記事はこちら
イタリアンスタイルのバレンタインデーの過ごし方「定番のプレゼントは?バレンタインデーに告白はあり?」
バレンタイン発祥の地イタリアのバレンタインデー事情【小林真子のイタリア通信】
イタリア・トリノの真ん中。地元民に愛されるカフェ「ストラッタ」でビターなチョコレートを

WRITER PROFILE
マリーニ あゆみ Ayumi Marini
マリーニ あゆみ Ayumi Marini

イタリアソムリエ協会認定ソムリエ。客室乗務員として勤務後、ミスユニバースファイナリストに選出されたのを機にモデル、語学留学など経験。結婚後イタリアへ拠点を移し、ワインの宝庫ピエモンテでワインと出会う。旅とワインのブログではイタリアワインや旅の様子を発信中。  https://asmwine.com/

PR

モードとアバルトの美しき共通項 ピッティ・イマージネ・ウオモ95 現地リポート

ABARTH Scorpion Magazine
PR

サソリ160匹、ワイナリーに放たれる —これが本場イタリア式オーナーズ・ミーティングだー

ABARTH Scorpion Magazine
PR

FIATオリジナルジェラートを、シンチェリータで召しあがれ

fiat magazine CIAO!
PR

言葉を持つ靴職人、花田優一の理想の職人像は「精神鍛錬を積んだ人」

Mondo Alfa
PR

首都高C2でアバルト595コンペティツィオーネと戯れる。

ABARTH Scorpion Magazine
PR

ルパンがフィアットを愛する理由。『ルパン三世 PART5』浄園祐プロデューサーインタビュー

fiat magazine CIAO!