COLUMN
CULTURE 10 Jun 2019

Auguri! Papà!!! イタリアで父の日に必ず食べるお菓子のお話

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Festa del Papà

今年も父の日がやってきます。SHOP ITALIAではこの日をお祝いし、父に感謝をしたいと思います。

さて、イタリアにもこの日はあります。日本と違う風習があるようです。

イタリアでの父の日は日本と違い、毎年、3月19日と決まっています。
何故かというと、イタリアでは毎日キリスト教の聖人をお祝いする習慣があり、3月19日はサン・ジュゼッペ(S.Giuseppe)の祝日です。
サン・ジュゼッペは聖母マリアの夫であり、キリストの養父。
聖書には、聖母マリアは大天使ガブリエルから、キリストの受胎を告げられ、キリストを産んだと記されていますので、サン・ジュゼッペはキリストの養父であり、キリストを育てたことで聖人に列せられています。
以上のような理由から、サン・ジュゼッペの祝日は父の日とされ、父親に感謝する日になっています。

キリストの降臨劇(プレゼピオ)に登場する左側の男性がキリストの父ジュゼッペ(ヨセフ)

イタリアで父の日に食べるお菓子

イタリアの父の日には Zeppole di San Giuseppe(ゼッポレ・ディ・サン・ジュゼッペ)というお菓子を食べます。
何故、父の日にゼッポレを食べるのかというと、一説によると大工だったサン・ジュゼッペは、副業で「揚げ物屋」を営んでいたことから、揚げたお菓子をサン・ジュゼッペの祝日に食べるようになったとも言われています。
ゼッポレの発祥地は南イタリアで、プーリア、カラブリア、カンパーニャ、シチリア等10の州、それぞれの州において特徴があります。
一般的にはナポリ発祥のシュー生地を油で揚げたものの上にカスタードクリームをのせ、その上に、シロップ漬けのチェリーを乗せたものが有名です。

ゼッポレ・サン・ジュゼッペの他に北イタリアでよく食べられる揚げドーナツのようなシンプルな「フリテッレ・サン・ジュゼッペ」や中部イタリアで食べられるシュークリームのような「ビエネ・ディ・サン・ジュゼッペ」などがあります。
日本のお正月にお雑煮のように、それぞれの地域や州によって特徴あるお菓子を食べるのとても興味深いものです。

イタリアの父の日はあま~くて、愛とカロリーがたっぷりの一日です。

Auguri! Papa!!!

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WRITER PROFILE
奥田マリア
奥田マリア

イタリア在住。カンパーニャ州出身の夫・義両親と共に暮らし、イタリア人家族の日常生活やイタリア文化に関する記事を執筆する他、日本文化についてイタリア人に情報発信している。

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