AUTOMOTIVE 25 Apr 2018

僕がイタリアンバイク「スクランブラー」を選んだ理由 | イタリア 乗り物

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イタリア60-70年代のアイコン的デザインを現代風に再解釈

僕が二輪免許を取得したのは3年前の7月。教習所に通い普通二輪、大型二輪と立て続けに取得したのは、あるバイクに乗りたいと強く思ったからだ。それは創業90年を超えるイタリアの老舗バイクメーカー、ドゥカティから発売された「スクランブラー」。1960年代から70年代に人気を博したドゥカティのアイコン的モデルである初代スクランブラーのデザインを、現代的な解釈によって40年ぶりに復活させたモデルだ。

アイコニックなモデルの復活と聞くと、クルマで例えるならミニをイメージするとわかりやすいだろうか。今回はどうしてスクランブラーに乗りたいと思ったのか。その理由を紹介したい。

イタリアンモダンを内包したポスト・ヘリテージデザイン

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初めてのバイク選びなので、パフォーマンスや技術的な要素よりは、見た目のデザインを優先して選んだ。丸いシングルヘッドライトやティアドロップ型の燃料タンク、ワイドなハンドルバーやロングシートなど様々なデザイン要素をオリジナルから受け継ぎ、モダンにアレンジした「ポスト・ヘリテージ」デザインに僕は一目惚れしてしまったのだ。

特に、横から見た時の燃料タンクからシートへと繋がるなだらかなS字ライン、そしてLEDを使用したテールライトは気に入っている。なぜ国産車を買わないのかと訊かれることもあるが、国産車でスクランブラーほど惹かれるデザインはなかったのだ。

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軽量で取り回しが楽なバイク

僕が所有するスクランブラーの排気量は800ccと小さくはないが、車両重量は約180kgと軽量な部類に入る。見た目も中型バイクと見間違うほどスリムで乗りやすい。またバイク選びで重要な足つき(バイクに跨いだ時に足と地面がどれくらい接地するか)もなんとかクリアできた。実用性に関して心配することはないので、初心者が最初に選ぶバイクとしても人に薦めやすい。

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バイクに決まったスタイル、ルールは何もない

「Self-Expression」、すなわち“自分らしさ”を表現することがコンセプトのスクランブラー。このコンセプトも僕の心を打ち、スクランブラーに惹かれるに至った大きな理由だ。スクランブラーの名前は「スクランブル」という言葉に由来し、混ぜ合わせ、ブレンドし、イマジネーションを解き放ち、他の人と共有することを意味している。この車名が示すように、スクランブラーには決まったスタイル、ルールがあるわけではない。ライダーの個性やライフスタイルを自由に表現するためのひとつなのだ。

何も気にすることなく縛られることもなく、自由を満喫する。それは僕がバイクライフに求めた可能性そのものでもある。僕はただバイクが欲しかったのではなく、移動の手段を求めたのでもない。スクランブラーはそれを手にすることで、日々の生活にそれまでになかった新しい何かをもたらしてくれるような気がした。だから僕はスクランブラーを選んだのだ。では実際にスクランブラーを手にしてどうだったのか。次回はそのあたりの体験についてお伝えしたい。

WRITER PROFILE
牧村 正治 Masaharu Makimura
牧村 正治 Masaharu Makimura

輸入車ディーラー「ヤナセ」、フランス車インポーター「シトロエン・ジャポン」「プジョー・シトロエン・ジャポン」を経て、フリーランスとして独立。トレーニングインストラクター、ライター、エディターとして活動中。自動車業界での経験は25年になるが、二輪に関しては免許取得して3年未満の新参者。

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