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AUTOMOTIVE 08 Aug 2019

F1フェラーリからイタラまで、イタリア車のすべてを学べる「Museo Nazionale dell’Automobile(イタリア国立自動車博物館)」へ行ってきました!

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イタリアには世界的名車が数多くある

イタリア自動車工業の首都トリノならではの博物館が、この「MUSEO NAZIONALE DELL’AUTOMOBILE(イタリア“国立”自動車博物館)」です。イタリアのみならず世界の自動車史を、その初期から振り返られる貴重なコレクションが収蔵されています。国立で運営される自動車博物館があるのがイタリアらしいところです。

3フロアからなる建物は、1階はデザインについて実車やデザイナーの紹介。2階はフィアットをはじめトリノの自動車メーカーやレーシングカーを展示。3階は自動車における世界史を展開しています。代表的な車両を絞って今回はご紹介します。

ITALA 35/45 HP

1907年製のITALA(イタラ)の35/45 HP。北京からパリまでを走破する超長距離レースに出場し、60日間で走り切って優勝したモデルそのもの

MAUTOの名前で親しまれるこの博物館のシンボルが、この1907年製のITALA(イタラ)の35/45 HP。北京からパリまでを走破する超長距離レースに出場し、60日間で走り切って優勝したモデルそのものです。エンジンは4気筒で、7433ccの排気量を誇りました。

CISITALIA 202

チジタリア(CISITALIA)の202というスポーツカー。ニューヨークの現代美術館(MoMA)に自動車として初めて永久収蔵

イタリアンデザインのアイコンも展示されています。それがこのチジタリア(CISITALIA)の202というスポーツカー。ニューヨークの現代美術館(MoMA)に自動車として初めて永久収蔵され、この工業製品にも普遍的な“美”が宿りうることを証明しました。

LANCIA THESIS(WOODEN MINI CAR)

ランチアのテージスの木製デザイン試作

また、関連史料が充実しているのも特長です。デザイン検討用のモデルのようにメーカーから提供された物や、それぞれの自動車が活躍した時代を偲ばせる小物など、背景までを見せる展示が来場者を楽しませます。写真はランチアのテージスの木製デザイン試作。

FERRARI FORMULA 1

フェラーリの歴代F1マシンも並ぶ

モータースポーツが好きな人なら、イタリアンレッドのレーシングカーが100年分以上ずらりと並ぶコーナーには圧倒されるでしょう。馬なし馬車と呼ばれた時代から21世紀のF1まで、速さを追い求めてきた人類のまさに軌跡といえます。

イタリア国立自動車博物館

2011年のリニューアルで映像史料も充実し、さらに見所が増えたイタリア国立自動車博物館。トリノに行ったらぜひ訪ねてみてください。

Museo Nazionale dell’Automobile
(イタリア国立自動車博物館)
Corso Unità d’Italia, 40, 10126 Torino
Tel: 011 677666
https://www.museoauto.it/website/en/
Opening Times:
10.00-14.00(Monday)
10.00-19.00(Tuesday-Sunday)
Ticket: 12,00€(Adult)

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WRITER PROFILE
小野 光陽
小野 光陽

自動車歴史家、フォトグラファー、出版者。モデナ自動車工学専門学校卒。国内レーシングチーム設計室、自動車検査登録事務所、出版社を経て独立。クラシックカーとイタリアを中心に幅広く活動中。環境省「COOL CHOICE推進チーム エコカー作業グループ」メンバー。イタリア本国ミッレ・ミリアに3度参戦。フィアット500の写真集『La 500 : piccola grandiosa』を写真家・加納 満氏と出版。

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