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AUTOMOTIVE 10 Apr 2018

歴史的名車が世界遺産で競演 コンコルソ・デレガンツァ京都2018

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京都・二条城前に並ぶヴィンテージカー

時空を超えて人々を魅了するヴィンテージカーが集結

自動車先進国である日本。生産台数は中国、アメリカに続く世界第3位で、国の基幹産業となっている。一方で、自動車の文化という側面に目を向けると、より長い歴史をもつ欧米の自動車エンターテイメントの充実ぶりや層の厚さに感心させられる。ヴィンテージカーの楽しみ方もそのひとつ。彼の地では往年の名車のデザインや芸術性に触れ、時にそれを走らせて楽しむライフスタイルが定着しているのだ。

「フィアット509デルフィーノ」。

ヴィンテージカーばかりが並ぶコンコルソ・デレガンツァの中でもひときわ異彩を放っていた「フィアット509デルフィーノ」。魚の形をした車体がユニーク。製造年は1926年と出展車中で最も古い。

「ダットサンスポーツDC3」。

日本車のエントリーも。こちらは1952年「ダットサンスポーツDC3」。スポーツカーの礎であり、開発者のスポーツカー作りの想いは、この後の「ダットサン・フェアレディ」や現在の「フェアレディZ」へと受け継がれる。

欧米では、歴史的に価値のあるヴィンテージカーの芸術性および華麗さを競うコンクール・デレガンスが古くから行われてきた。米カリフォルニアで毎年開催されるペブルビーチ・コンクール・デレガンスや、イタリア北部のコモ湖で行われるコンクール・デレガンス・ヴィラ・デステが世界的に有名。

「フィアット1100 SMM」

こちらの「フィアット1100 SMM」の製造年は1947年。70年も前のクルマがこのようにピカピカの状態で保たれている。イタリアの伝統的な自動車レース、ミッレミリアでも活躍した。

国際格式のコンクール・デレガンスを日本から

こうした世界有数のコンクール・デレガンスを目指し、日本でもそうした文化を広めようという掛け声のもと、アートアクアリウムアーティストで京都国際観光大使も務める木村英智氏の総合プロデュースで開催されたのが、ここで紹介する「コンコルソ・デレガンツァ京都」。目指すはアジア初となる世界レベルのコンクール・デレガンスだ。2016年の初回に続き、3月30日から4月2日にかけて京都・二条城で開催された第2回目は、そのスケールの大きさや世界から集まったヴィンテージカーの顔ぶれには目をみはるものがあった。

「ランボルギーニ・ミウラSV」

スーパーカーの代名詞の1台「ランボルギーニ・ミウラSV」(1971年)の姿も。

「マセラティ3500GT」

こちらの「マセラティ3500GT」(1962年)は、最初のオーナーがエリザベス・テイラー。2代目オーナーはハリウッドスターのアンソニー・クインという錚々たるセレブに愛用された1台。現在は当イベントの総合プロデューサーの木村英智氏が所有。

二条城は400年の歴史を持ち、世界遺産にも選ばれた場所。風格漂う建造物を背景に、世界に名をとどろかせるヴィンテージカーが一堂に集う。イタリアの貴族が最初に所有したという戦前のアルファロメオや、アメリカの女優エリザベス・テイラーがファーストオーナーだったというマセラティ、イタリアの文化財に指定されているアルファロメオなど、立派なヒストリーを持つクルマが並んだ。

「アルファロメオ1900 C52クーぺ」。

そのユニークな車体の形状からイタリア語で“空飛ぶ円盤”を意味する「ディスコ・ヴォランテ」の名で呼ばれる「アルファロメオ1900 C52クーぺ」。製造年は1952年。このイベントのためにイタリアのアルファロメオ博物館から持ち込まれた。

京都―東京を世界の傑作が巡る

集まったのは総勢27台。今回はイタリアの「カロッツェリア・トゥーリング・スーパーレッジェーラ」がテーマとあり、オーナーはイタリアを中心に海外からクルマを日本に持ち込み、それを展示。さらにそれらの車両で京都から東京まで、6日間かけてツーリングするというスペシャル企画も組まれた。

歴史的・文化的価値のある名車が隊列をなして日本の公道を走る様子

歴史的・文化的価値のある名車が隊列をなして日本の公道を走る。その様子を見ると、日本にもヴィンテージカーを積極的に楽しむライフスタイルが発展しそうな予感を感じた。
続編ではコンクール・デレガンスの受賞車両にクローズアップしたい。

WRITER PROFILE
曽宮 岳大 Takeo Somiya
曽宮 岳大 Takeo Somiya

ICU大学院卒。自動車雑誌「LE VOLANT」、自動車webサイト「Driving Future」、「webCG」などを経て独立。2017年にコンテンツ・映像制作会社 株式会社フレズノを立ち上げ、企業やメディアのコンテンツ制作を手掛ける。

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