AUTOMOTIVE 13 Jul 2018

フィアット500の誕生60周年を記念したユニークなモデルがイタリアで発表 | ガレージイタリア カスタムズ スピアジーナ・バイ・ガレージイタリア

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50年代の個性派オープンカーを現代に再現

アイコニックなデザインで人気のフィアット500。その誕生60周年を記念したスペシャルモデルがイタリアで発表された。それも2モデル同時に。ひとつは、イタリアのデザインスタジオ「ガレージイタリア カスタムズ」が製作したユニークなボディが目をひく「スピアジーナ・バイ・ガレージイタリア」。そしてもう1台は、本家FCA(フィアット・クライスラー・オートモービルズ)から登場した「500 スピアジーナ ’58」だ。

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フィアット500Cをベースに作られた「スピアジーナ・バイ・ガレージイタリア」。

これら2台のモチーフとなった「スピアジーナ」(イタリア語で「ビーチ」の意)とは、1950年代に登場した初代フィアット500をベースに作られた特製モデル。「500 ジョリー・スピアジーナ」と名乗ったそのモデルは、小粋なリゾート向けモデルといった趣の、おしゃれな2人乗りのクルマだった(「500 Jolly」で検索すると実車が見られる)。その独特の世界観を、現行500をベースに再現したのが「スピアジーナ・バイ・ガレージイタリア」だ。

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ウインドウスクリーン付きモデルも用意

その最大の特徴は、ウインドウスクリーンを低くカットし、視界をさえぎるものをなくした完全オープンのボディ。万一の横転の際に乗員の生存空間を確保するためのアーチ型のロールバーも、白のペイントを施すことでおしゃれな外観としている。また、リアにはビーチグッズを収納するための荷室が用意され、ファッショナブルな2シーターオープンとして完成されたデザインを誇る。

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なお、「スピアジーナ・バイ・ガレージイタリア」には、もうひとつの仕様が用意される。リアまわりのデザインはそのままに、ウインドウスクリーンを残したモデルだ。フロントガラスにより開放感はスクリーンなしのモデルにはかなわないが、走行中の飛び石などの危険性などを考えると、かわいさと実用性がバランスした現実的な着地点となるかもしれない。

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「スピアジーナ・バイ・ガレージイタリア」には、ウインドウスクリーンを残したモデルも用意される。

ちなみに「スピアジーナ・バイ・ガレージイタリア」を手がけたガレージ イタリア カスタムズは、フィアットの元会長ジャンニ・アニェッリの孫で、かつてフィアットの役員も務めたラポ・エルカーンによって設立された会社。その意味では「スピアジーナ・バイ・ガレージイタリア」は、フィアット500への思い入れの強いエルカーン氏率いるデザイン集団ならではの作品といえるかもしれない。なお車両の設計には老舗カロッツェリア、ピニンファリーナも携わり、商品化も視野に入る完成度にまで高めている。実際、ガレージイタリア カスタムズによれば、「スピアジーナ・バイ・ガレージイタリア」の販売も考慮に入れているとのこと。手作りによる少量生産モデルとなると、一般の消費者にはなかなか手が出しづらい価格になるかもしれないが、ぜひ実際に街を走る姿を見てみたいものだ。

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スピアジーナの世界観を演出した量産の限定車も

なお、FCAが手がけた「500 スピアジーナ ’58」は、500Cをベースにスピアジーナの雰囲気を織り込んだ、より現実的なモデルとなっている。きれいなブルーのボディカラーにベージュ色のソフトトップ、2トーンのシート、ビンテージタイプのホイールやエンブレムを組み合わせることで、海の似合う爽やかな雰囲気と懐かしい感覚を融合している。こちらはフィアット500の誕生年にちなんで、世界1958台限定で生産されるとのことだ。なお、日本においては6月に「500アニベルサリオ」という限定車が発表された。こちらはハッチバックのフィアット500をベースに、50年代の人気色やビンテージタイプのアルミホイールなどを採用したもの。このように各方面からアニバーサリーモデルが発表されるのも、フィアット500が世界中で愛されているからこそだろう。

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こちらはFCAがイタリアで発表した限定車の「フィアット500 スピアジーナ ’58」。

WRITER PROFILE
曽宮 岳大 Takeo Somiya
曽宮 岳大 Takeo Somiya

ICU大学院卒。自動車雑誌「LE VOLANT」、自動車webサイト「Driving Future」、「webCG」などを経て独立。2017年にコンテンツ・映像制作会社 株式会社フレズノを立ち上げ、企業やメディアのコンテンツ制作を手掛ける。

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