ビロ BIRO
AUTOMOTIVE 02 Aug 2018

生活を楽にしてくれる小型モビリティ「BIRO」 その生みの親マッテオ・マエストリ氏に聞いた | イタリア

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イタリアで約10年前に誕生

この春、日本上陸を果たしたイタリアのおしゃれ電気自動車「BIRO」。6月26日には東京・八丁堀にアンテナショップがオープンし、国内のBIRO専門店は東京と大阪の2店舗に。また12月には名古屋にもオープン予定と、日本展開が着々と進んでいる。そこで八丁堀店の開設時に来日したBIROの製造元エストリマ(Estrima srl)社の創始者マッテオ・マエストリ氏に、BIROの内外での展開についてうかがった。

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BIROの生みの親であるエストリマ社の創始者マッテオ・マエストリ氏。「BIRO」という名前は、イタリアで昔使われていた荷物や人を運ぶ道具の車両「ビロチーノ(Biroccino)」に由来するとか。

――BIROのこれまでの歩みについて教えてください。

BIROの製造元のエストリマ社は2007年に設立されました。イタリアではミラノとローマにBIROショールームを構えています。また、欧州の他国では、オランダのアムステルダムとロッテルダム、アイントホーフェン、スペインのバルセロナ、ポルトガルのリスボンに店舗を構えています。また、ショップはなく展開している国もあります。東京は9店舗目となります。

――これまでにBIROはグローバルでは何台ぐらい販売してきたのでしょうか?

正確な数字は把握していませんが、2500台から3000台ほどです。

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今年6月に国内における2店目のアンテナショップとなる東京1号店が八丁堀にオープン。車両の展示や試乗体験を行なっている。受注はWebを通じて行う。

――BIROのコンセプトを教えてください。

私たちが掲げているコンセプトは「I’m Easy.」です。これには“人々の生活をもっと楽なものにしたい”という想いが込められています。いま世界各地の都市ではクルマの数が増え過ぎて、渋滞に悩まされています。そうしたなか、私たちは超小型電気自動車のBIROであれば、3つの問題を改善できると考えています。ひとつは“大気汚染”。そして“スペース”と“時間”の問題です。スペースといいますのは、都市部にはクルマが溢れていて自由に移動することができません。そして、駐車スペースを探すために、時間が奪われてしまっています。BIROであれば、これらの問題がもっと簡単になります。なので「I’m Easy.」なのです。

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車体が小さいので狭い道もスイスイ走れる。ボディサイズは全長1740mm×全幅1030mm×全高1565mm。

複雑になりすぎた現代だからこそ、もっとシンプルに

――エストリマ社の親会社について教えていただけますか?

エストリマ社の親会社であるブリエダ社は、創業50年間の歴史を持つ会社で、農機用のトラクターやクレーン、小型トラックなどのキャビンを製造しています。イタリア北東部ベニスから50kmほどのポルデノーレに本社があります。

――エストリマ社とブリエダ社では技術面な連携も行なっているのですか?

BIROのキャビンはブリエダ社の工場で製造しています。ですからブリエダ社で培ったキャビン製造のノウハウは、BIROにも生かされています。モーターやバッテリー、コントロールユニットなどのパワートレインはサプライヤーから供給を受けています。

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BIROのインテリア。ハンドルとアクセル、ブレーキの2つのペダル、サイドブレーキなどが備わり、自動車の運転者であれば操作方法は感覚的に理解しやすい。

――BIROの日本におけるビジョンを教えてください。

日本に限らず海外でもそうなのですが、私たちは明確な目標の数値を立てていません。毎年少しずつでもいいので、販売台数を増やしていくことを目指しています。日本では、カツラダモーターズという素晴らしいパートナーと組むことができました。カツラダモータースは自動車や2輪車販売の分野で長い実績を持っていますので、いい結果に結びつくと期待しています。

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エストリマ社のマッテオ・マエストリ氏(右)とBIROジャパンの桂田宗慶代表(右)。

――最後に、マッテオ・マエストリさんのBIROに寄せる想いを教えてください。

技術の進化は目覚ましいです。それに伴い、私たちの生活も刻々と変化しています。この社会の変化にはいい面だけでなく、ネガティブな面も伴うと思います。情報が氾濫し、なにかを決定する時に選択肢があまりに多く、ストレスに感じることもあります。交通渋滞も社会の進化の副産物といえるでしょう。このような状況のなかでストレスを取り除く解決策も同時に考えなくてはなりません。ストレスの原因となる無駄を省き、本来のシンプルな生活に近づくこと。そのひとつの解決策がBIROです。BIROは小型で周りが見えやすく、とてもシンプルな乗り物です。サイドドアを取り外すこともできます。バッテリー脱着式の仕様であればどこでも充電することができます。とてもシンプルな乗りものです。ぜひ皆さまにもBIROの世界感を味わっていただければと思います。

●写真/曽宮岳大

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INFORMATION
BIRO Japan Webサイト https://www.birojapan.com/

WRITER PROFILE
曽宮 岳大 Takeo Somiya
曽宮 岳大 Takeo Somiya

ICU大学院卒。自動車雑誌「LE VOLANT」、自動車webサイト「Driving Future」、「webCG」などを経て独立。2017年にコンテンツ・映像制作会社 株式会社フレズノを立ち上げ、企業やメディアのコンテンツ制作を手掛ける。

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