AUTOMOTIVE 28 May 2018

イタリアンバイク「スクランブラー」に乗った最初の感動

牧村 正治 Masaharu Makimura
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期待と不安が交錯

前回、僕がスクランブラーを購入するに至った経緯を紹介したので(「僕がイタリアンバイク『スクランブラー』を選んだ理由」)、今回は教習車以外にバイクの経験がなかった僕が、初めてスクランブラーに乗った時の印象をお届けしたい。

納車当日、待ちに待った日が来たうれしい気持ちと、「はたして自分に乗れるのか?」という不安が入り交じったままディーラーへ向かった。なぜ不安だったかというと、注文時点でスクランブラーはまだ日本導入前だったので、試乗をせずに購入申し込みをしていたからだ。

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教習車とぜんぜん違う……

ショールームに到着すると、黄色のボディカラーが眩しいスクランブラーが僕を持っていた。書類の手続きを済ませ、車両の取り扱いについてひと通りレクチャーしてもらい、いよいよファーストライド。シート高を下げるために標準のシートからローシートへと変更したので、それで足つき(バイクに跨った時に足と地面がどれくらい接地するか)は多少良好になった。

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左右のグリップを握って感じたのは、これまで散々お世話になった教習車との違いだった。スクランブラーのV字形状のハンドルバーは左右にワイドで、そして高めの設定となっている。そのおかげで自然とアップライトなライディングポジションになる。教習車と異なるライディングポジションが新鮮だった。

人生初のイタリア車を所有する喜び

キーを右にひねるとイグニッションがONになる。ギアがニュートラルであることを確認してからスタータースイッチを押すと、ヒュルヒュルという音とともにエンジンがかかる。Lツインエンジンが生みだすやや低いエンジンサウンドと鼓動は、これまた国産の教習車とは明らかに違うものだった。この瞬間、人生初のイタリア車を所有した実感が込み上げてきた。

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ディーラーの人に送り出されて走り出すと、力強い出足に驚いた。少しアクセルを捻っただけで前に突き進む力強さは、気を抜いていると後ろに放り出されるのではと思うほどだった。少し不安な気持ちが蘇ってきたが、アクセルの操作に気を遣いながら乗ることで、すぐに解消することができた。また走行中にアクセルを戻した時のエンジンブレーキも同様に力強いものだった。

見た目からは想像つかないパンチの効いた走り

「やっぱりドゥカティのバイクなんだ」。スポーティなバイクを製造するドゥカティが作っていることを再認識した瞬間だった。排気量が800ccのバイクには見えないほどスリムなスクランブラーだが、見た目とは違いパンチの効いた鋭い走りに僕は魅了された。

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「すぐに乗りこなす自信はないけれど、このバイクを自由に操れるようになったらどんなに楽しいだろうか」。無事に帰宅して一息つくと気分は好転していた。スクランブラーとの一体感あるライディングを望む気持ちが、僕がよりバイクに傾倒する原動力となった。

WRITER PROFILE
牧村 正治 Masaharu Makimura
牧村 正治 Masaharu Makimura

輸入車ディーラー「ヤナセ」、フランス車インポーター「シトロエン・ジャポン」「プジョー・シトロエン・ジャポン」を経て、フリーランスとして独立。トレーニングインストラクター、ライター、エディターとして活動中。自動車業界での経験は25年になるが、二輪に関しては免許取得して3年未満の新参者。

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