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AUTOMOTIVE 17 May 2018

アルファロメオの新型SUV「ステルヴィオ」の国内発表時期が決定

曽宮 岳大 Takeo Somiya
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108年の歴史を持つアルファロメオにとって初のSUV

イタリアの歴史あるプレミアムブランド、アルファロメオが送り出す初のSUV「ステルヴィオ」。その日本導入時期が明らかになった。FCAジャパンは5月10日、「ステルヴィオ・ファーストエディション」を6月25日に発表すると明らかにした。

6月25日は、アルファロメオが創業108周年を迎える記念日の翌日で、アルファロメオにとっては特別な意味をもつ。アルファロメオは近年、創業記念日の6月24日付近にビッグイベントを設けており、2017年は「ジュリア」の国内販売を開始した。そのジュリアが本国イタリアで発表されたのも3年前の6月24日だった。こうして記念日を大切にするのは、長い歴史を誇るブランドゆえ。そしてその100年以上の歴史を持つアルファロメオにとっても、SUVのリリースは今回が初めてとなる。同ブランドはこれまでスポーツモデルや高級車を中心に展開してきたからだ。

ステルヴィオ・パスを駆け抜けるステルヴィオ。

ではステルヴィオとは、一体どんなクルマなのか。その答えを探る鍵は車名に隠されている。ステルヴィオは北イタリアにあるワインディングロードで、48のヘアピン(U字状の急カーブ)をもつ「ステルヴィオ・パス(峠)」に由来する。つまりステルヴィオとは、コーナリングが得意なクルマの性格を含意したネーミングなのだ。


北イタリアのステルヴィオ・パス。FCAジャパンは、ステルヴィオがアルファロメオにとって歴史的転換点=ターニングポイントとなることから、「#ターニングポイント」キャンペーンを展開。ステルヴィオの特設サイト(http://www.alfaromeo-jp.com/models/stelvio/)においてさまざまな情報公開を開始している。

走りを期待させるジュリア譲りのテクノロジー

そのステルヴィオの走りの良さを技術面で裏付けるのが、クルマの基本性能の土台となるプラットフォームだ。ステルヴィオのプラットフォームは、ジュリアのものをベースとしており、そのジュリアは2016年にドイツ・ニュルブルクリンクサーキットで量産4ドアセダンの最速タイム(7分32秒)を更新している。さらにステルヴィオそのものも、2017年に同サーキットで量産SUV最速となるタイム(7分51秒7)を達成した。なお、これらのタイムはそれぞれのモデルに設定される「クアドリフォリオ」という最上級グレード(2.9リッターターボ・510ps)のものとなる。


ニュルブルクリンクでSUV最速の座に輝いたステルヴィオ・クアドリフォリオ。ボディサイズの四つ葉のクローバー(=クアドリフォリオ)のエンブレムがその証。

今回、「ステルヴィオ・ファーストエディション」として日本に導入されるのは、2リッター直列4気筒ツインスクロールターボエンジン搭載車で、最高出力280ps、最大トルク400Nmを発生する。トランスミッションは8速ATで、走行状況に応じて前後のトルク配分が変化する4WDシステム「Alfa Romeo Q4」を搭載する。0-100km/h加速は5.7秒と発表されており、スペックはクアドリフォリオほど尖ってはいないが、SUVとしては十分に高性能な部類に入る。

ファーストエディションは、20インチの専用デザインアルミホイールや外装4色、内装4色のカラーバリエーション、上質なプレミアムレザーシート、ウッドパネルなどを標準装備するとのこと。販売台数は限定400台で、価格および詳細は6月25日に発表予定となっている。

なお、ステルヴィオのラインアップは、ファーストエディションを皮切りにその後拡充する見通しで、今後「クアドリフォリオ」も導入されるはずだ。ジュリア譲りのテクノロジーを持つアルファロメオ初のSUV、ステルヴィオ。SUVに走りの良さを求めるユーザーにとっては要注目の1台となるだろう。

WRITER PROFILE
曽宮 岳大 Takeo Somiya
曽宮 岳大 Takeo Somiya

ICU大学院卒。自動車雑誌「LE VOLANT」、自動車webサイト「Driving Future」、「webCG」などを経て独立。2017年にコンテンツ・映像制作会社 株式会社フレズノを立ち上げ、企業やメディアのコンテンツ制作を手掛ける。

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