FEATURE
ART & DESIGN 19 Feb 2019

ファッショニスタ必見! ミラノのおしゃれなハイブランドの美術館 〜イタリアンアート探訪記

SHARE

イタリア文化の重要な役割を果たす、ファッション。
世界4大ファッションコレクションの一つ、ミラノコレクションが2月下旬から開催することもあって、この時期には、イタリアファッションの注目度がさらに高まります。
イタリア国内には、世界的に名だたる高級ブランドの美術館が数々あり、ミラノにもイタリアを代表するハイブランド「プラダ」や「アルマーニ」の美術館があり、定期的に開催される企画展は多くの話題を集めます。

人気のファッションブランド「プラダ」の美術館、『Fondazione Prada』

ミラノを象徴するショッピングアーケード「ガレリア」に本店を構えるプラダ。マリオ・プラダとマルテーニ・プラダの兄弟が1913年に現在のガレリア本店の場所に皮革製品店を創業したのが、世界的ファッションブランド「プラダ」の始まりです。創業から100年以上経った現在は、マリオ・プラダの孫「ミウッチャ・プラダ」と彼女の夫であるパトリッツィオ・ベルテリが共同経営者としてプラダを運営しています。
また、プラダのセカンドラインとなる「MIUMIU(ミュウミュウ)」は、ミウッチャが1993年に創業したブランドで、彼女の幼少期のニックネーム「ミュウミュウ」がブランドネームとしてつけられたことでも有名です。

prada

公私にわたりパートナーであるミゥッチャとパトリッツィオが、アート、映画、建築、哲学などの総合芸術を推進する財団を立ち上げたのがプラダ財団(Fondazione Prada)です。
1993年設立のプラダ財団に投資した金額は2500万ユーロと言われ、膨大な資金をつぎ込みこのプロジェクトが始動したことでも話題になりました。その魁となるのが、ヴェネチアのFondazione Prada Venezia(プラダ財団 ヴェネチア)です。グラン・カナル沿いに建つ「カ・コーネル・デラ・レッジーナ(コーナ家の王妃の宮殿)」と名付けられた1720年に建てられた歴史的建造物内にアートスペースをオープンしました。

[ Fondazione Prada Venezia ]
●住所:Ca’ Corner della Regina/Calle de Ca’ Corner,Santa Croce 2215, 30135 Venezia
●公式サイト:http://www.fondazioneprada.org/visit/visit-venezia/
* 2018年11月29日〜2019年春まで閉館中

広大な敷地を誇る、巨大アートスペース「Fondazione Prada Milano」

様々なアートイベントを開催していたプラダ財団は、2015年にミラノのポルタ・ロマーナに念願の独自のアートスペース「Fondazione Prada Milano (プラダ財団 ミラノ)」をオープンさせました。19,000㎡の敷地を誇る、このアートスペースには、7つのビルディングと3つの塔の10棟のアート複合施設があります。「ポディウム」「シネマ」「トッレ(英語:タワー)」と名付けられた3つタワーの内、タワーは2018年5月に完成したばかりで、話題を集めています。

Prada

「Fondazione Prada Milano」の総合設計を担当したのは、都市計画家として世界的に名高いオランダ出身のレム・コールパース率いるOMA (Office for Metropolitan Architecture) で、昨年新たに誕生した「トッレ」もこのOMAによるものです。都会的で斬新な建築スタイルが特徴のレム・コールパースの作品としてもFondazione Prada Milanoは見る価値の高い建造物です。また、215mの高さを誇るトッレは地上8階建の塔で、6、7階はバーとレストランが併設しており、広いガラス窓からはミラノの眺望が楽しめます。さらに、店内には様々なアート作品がこだわりの料理を堪能できるのも、このトッレの魅力です。

Prada

Fondazione Prada Milanoの施設内では、世界的に活躍するコンテンポラリーアーティストのインスタレーションの様々な企画展が開催されています。キューレーターが厳選したプラダ財団の独自のアートの世界は必見の価値があります。

さらに、施設内のカフェ「Bar Luce」も人気のスポットで、「ダージリン急行」、「グランド・プタペスト・ホテル」などを手がけた、映画監督ウェス・アンダーソンがデザインを手がけたことでも知られており、映画のセットのような雰囲気でアート作品の余韻を味わいながら、カフェタイムを楽しめます。グローバルなアーティストの企画展が目白押しのFondazione Prada Milanoは、イタリアのみならず世界的に注目度が高い企画展を定期的に開催しているので、カフェ、食事そしてアートを堪能できるスペシャルなアートスペースです。

Prada

[ Fondazione Prada Milano ]
●住所:Largo Iscarco 2, 20139 Milan
●開館時間:月・水・木:10:00-20:00 / 金・土・日:10:00-21:00
●定休日:火曜日
●公式サイト:http://www.fondazioneprada.org/visit/visit-milano/

ミラノを代表するデザイナー「ジョルジオ・アルマーニ」の美術館『アルマーニ / シーロス』

ミラノの老舗百貨店「リナシェンテ」のバイヤーとして活躍後、1975年にファッションブランド「ジョルジオ・アルマーニ」を創設したジョルジオ・アルマーニ。イタリア人ならではの洗練された独自のセンスで、モード界に旋風を起こし、さらには数々の映画衣装なども手がけたことでも知られ、ジャンコ・フェッレ、ジャンニ・ヴェルサーチと共にミラノモードの3Gとも呼ばれています。そんな、アルマーニの歴代のファッションを観ることができる美術館が、このミラノにあります。

Prada

アルマーニ/ シーロスと名付けられたアルマーニの美術館は、アルマーニ創設40年を迎えた2017年に開館しました。1950年代に建てられた倉庫を改築し、“コンテナー(貯蔵庫)”をコンセプトとして作られたこのアルマーニ/ シーロスには、1980年代のプレタポルテコレクションを始めとする約400点の衣服や約200点のアクセサリーが展示されています。「SILOS(シーロス)」とはイタリア語で穀物倉庫を意味するこの美術館は、まさにアルマーニの宝庫です。

Prada

4フロア、40の展示室を備えたこのアートスペースには、「アンドロジナス:性別を感じさせないファッション」をテーマにした衣服の展示フロア、「民族」のテーマフロアには西洋アジアから影響を受けた衣服、さらに「スター」のフロアには、セレブリティーが身に纏った豪華な衣装などが常設展示されています。さらに、1階フロアには、カフェやギフトショップ、さらに企画展の展示スペースがあり、話題のアーティストの展覧会が定期的に開催されています。また、最上階には、貴重な広告写真やスケッチなどをデジタルで閲覧できるアーカイブスペースがあり、アルマーニの軌跡を垣間見ることができます。

Prada

ミラノを代表するハイブランド「ジョルジオ・アルマーニ」。ミラノには、安藤忠雄設計の「テアトロ・アルマーニ」、「アルマーニ・ホテル・ミラノ」をはじめ、カフェやレストラン、ブックストアなど、ここでしか味わうことができない“アルマーニ”スポットが豊富なのも特徴です。アルマーニの軌跡が詰まったアルマーニ/ シーロスと合わせて、ミラノのアルマーニスポットを巡ってみるのもおすすめです。

[ Armani / Silos ]
●住所:Via Bergogone 40, 20144 Milano
●開館時間:開館時間:水曜-土曜11:00 – 19:00
●定休日:月曜日・火曜日
●公式サイト:https://www.armani.com/silos/jp/
WRITER PROFILE
Manami Palmieri
Manami Palmieri

イタリアのミラノ在住、フォトグラファー兼ライター。アメリカの大学にて芸術学部を卒業後、日本の一部上場企業にてアートディレクターとして活躍。国内外で写真展を開催するなど、アーティストとしての幅を広げ、2016年に渡伊。結婚を機にイタリアに移住。現在は、写真と文字でファッションやアートを中心としたグローバルな最新情報を発信中。

PR

モードとアバルトの美しき共通項 ピッティ・イマージネ・ウオモ95 現地リポート

ABARTH Scorpion Magazine
PR

サソリ160匹、ワイナリーに放たれる —これが本場イタリア式オーナーズ・ミーティングだー

ABARTH Scorpion Magazine
PR

FIATオリジナルジェラートを、シンチェリータで召しあがれ

fiat magazine CIAO!
PR

言葉を持つ靴職人、花田優一の理想の職人像は「精神鍛錬を積んだ人」

Mondo Alfa
PR

首都高C2でアバルト595コンペティツィオーネと戯れる。

ABARTH Scorpion Magazine
PR

ルパンがフィアットを愛する理由。『ルパン三世 PART5』浄園祐プロデューサーインタビュー

fiat magazine CIAO!